![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/05/21/20250521151647444667.jpg)
LG電子がグローバルサウス(主に南半球にある新興国と開発途上国を通称)地域で冷暖房空調(HVAC)事業拡大に速度を上げている。
LG電子は19日、インド、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどアジア7カ国のHVACコンサルタントを国内に招待し、「LG HVACリーダーズサミット2025」を開催したと明らかにした。
4日間開かれる今回のサミットは、HVAC市場の最新トレンドと業界の現状を共有し、LG電子のシステムエアコン、チラー(Chiller)、データセンター熱管理ソリューションなど、多様な技術を紹介するセミナー形式で進められる。
招待されたコンサルタントは、業務施設やショッピングモールなどの大型ビルを建てる際、建物の規模や用途、エネルギー効率などを考慮し、最適のHVACシステムを設計し、製品の選定や供給決定の過程で重要な役割を果たす企業間取引(B2B)の中核顧客だ。
特に、年はグローバルサウスHVAC市場を攻略するための戦略の一環として招待対象をインドだけでなく、中東・アフリカと中南米地域まで拡大した。
グローバルサウスは、高い経済成長率と豊富な人的資源を基に、製造業や都市開発の需要が急激に増加する地域だ。 これにより、工場、オフィスなどでのHVAC需要も急増し、B2B事業機会が増えている。
セミナーでは、大型プロジェクトの遂行能力を示す代表事例が共有された。 LG電子はシンガポール・Tuas地域の超大型物流センターに高効率商業用システムエアコン「Multi Vi」を供給した。 シンガポール建築庁が制定したエコ建物認証プログラムである「グリーンマーク」の最高等級を獲得し、製造会社の中で唯一顧客の厳格な要求条件を充足し、注目を集めた。
これと共に、AIデータセンター熱管理ソリューションも関心を集めた。 GPU、CPUなど高発熱部品に冷却板(Cold Plate)を取り付け、冷却水を送って熱を冷ますCDU(Coolant Distribution Unit、冷却水分配装置)と超大型冷房機のチラーを活用した空気冷却ソリューションなどを披露した。
その後、参加者たちはLG電子のHVAC製品が適用された麻谷(マゴク)LGサイエンスパークをはじめ、釜山(プサン)の大型住商複合団地、坡州(パジュ)の大型カフェなど多様な現場を訪問する。
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