![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/29/20250729113832731280.jpg)
“これからはAX(AI Transformation、人工知能転換)の速度が事業の成否を左右することになるだろう。”
LG電子のチョ·ジュワンCEOが最近、AXを主題に開かれた構成員とのコミュニケーション行事「AXトークコンサート」に参加し、このように述べ、“AIを急速に拡散するために「最高拡散責任者(Chief Diffusion Officer)」の役割をしようと思う”と述べた。 企業の構造的革新のためにCEOが直接AXを伝播する「チェンジエージェント(Change Agent)」を引き受けるという意味だ。
28日、LG電子によると、チョCEOは最近、AXをテーマに開かれた構成員とのコミュニケーションイベント「AXトークコンサート」に参加した。 彼は“AIが第4次産業革命をリーディングする汎用核心技術として急速に拡散する中、企業には単純な業務方式の変化にとどまらず、「仕事の本質」自体に変化をもたらしている”とし、“AIと共により良い方式で仕事をし、組織全体がその流れの上で持続的な変化と進化を作らなければならない”と強調した。
先立って、LG電子は「完全にデジタル化されたLG電子」をAXビジョンとして提示し、2~3年内に現在の業務生産性を30%高めるという目標を立てたことがある。 これを通じて構成員がより高付加業務に集中し、業務専門性と力量開発に時間を割けるようにするという計画だ。
同日の行事では主要領域で推進されているAX事例も紹介された。 AIで研究開発(R&D)速度を画期的に短縮した自体生成AIデータシステム「CHATD」が代表的だ。 「CHATD」のAI基盤データ分析機能を通じ、既存に3~5日程度所要されたデータ探索時間が30分程度に減った。 LG電子の職員は「CHATD」と対話し、特定地域や文化圏に最適化された製品戦略を樹立したりもする。 今年初め、インドでは一部の冷蔵庫に「衛生・新鮮機能」を追加した。 インド顧客の冷蔵庫使用パターンを分析してみると、ドアをよく開けているが、暑い天気で食品の鮮度が落ちることがあり、内部温度を一定に維持するように支援する機能を追加したのだ。
LG電子は製品開発においてAIを知識と製造を連結する核心動力にするという戦略だ。 販売現場でのAI適用事例も共有された。 LG電子はオーダーメード型製品に対する顧客の需要が増えているだけに、AI技術を活用して相談力量を強化し、これを通じて顧客接点である販売マネージャーが顧客の目線に合わせたオーダーメード型サービスを提供できるようにサービスを構築していく計画だ。
単純な社内チャットボットを越え、業務用AIエージェントプラットフォームに拡張している「LGenie AI(LG電子+ジーニアス)」の活用方法と今後の開発方向も紹介された。 2018年に初めて披露したLGenie AIは福祉案内や規定確認、伝票処理など単純業務を支援した水準からAI技術が融合され、LG電子の核心デジタル資産に発展している。
LGenie AIにはLG AI研究院のEXAONEを基本に△マイクロソフトのAzure AIサービス △OpenAIチャットGPT △グーグルのGeminiなど多様な生成AIが融合している。 これを通じて業務知識検索、文書要約、通訳·翻訳、コード分析および補完、アイデア生成、情報解釈など実務中心の高度化された機能まで支援する。LGenie AIは月70万件以上の業務相互作用を処理している。 計71の言語を支援する通訳機能は月1200時間以上、翻訳機能は月12万件以上の文書を自動処理している。 LG電子は今後、LGenie AIを「AIと共に仕事をする方式」を作っていく「スマートパートナー」に育成し、共通業務補助を越え、営業・マーケティング、サプライチェーン管理(SCM)など高度化された専門力量が必要な領域にまで機能を拡大する計画だ。
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