ハンファオーシャン、船舶用照明システムの開発…炭素排出45%↓

[写真=ハンファオーシャン]
[写真=ハンファオーシャン]

ハンファオーシャンが炭素排出と燃料消耗を同時に減らした船舶用スマート照明システムの商用化に乗り出した。

ハンファオーシャンは船舶に適用される「スマート照明制御システム(Smart Lighting System)」に対する概念承認(AIP、Approval In Principle)をKR(韓国船級)から獲得した。 船級が実施する各種評価を通じて技術の妥当性を検証されたのだ。

今回に概念承認を受けたスマート照明制御システムは、船舶区域によって流動的に照度を調節する。 船舶内部の廊下はモーション感知センサーを活用し、人の通行がある時だけ照明が点灯する。

エンジンルームには時間による照度制御を適用し、勤務時間外には明るさを普段の5%まで減らす。 食堂など共用空間は明るさを直接調節できるスイッチを設置し、選択の幅を広げた。

また、造船業界で初めて船舶に照明中央制御プログラムを搭載し、利便性を高めた。 操舵室に位置した中央制御装置の照明制御プログラムを通じ、船舶に設置された照明を個別またはグループ別に制御することができる。 照明の状態確認及び故障アラーム感知も可能であり、これに対する記録機能も提供する。

17万4000㎥級のLNG運搬船を基準にスマート照明制御システムの経済性を分析した結果、年間二酸化炭素排出量は既存照明対比45%まで減ることが分かった。 燃料および電力消費量は44%減少した。 照度を最適化した結果、照明の寿命は48%増加した。

ハンファオーシャンは2月、大洋電気工業(株)、KRと船舶に適用されるスマート照明制御システムの共同技術開発のための業務協約を締結し、関連技術の確保に注力してきた。

今後、ハンファオーシャンはスマート照明制御システムを独自のスマートシッププラットフォームであるHS4®(Hanwha Smart-Ship Solution & Service)に連動させ、統合管制を提供する計画だ。

国際海事機関(IMO)の海洋環境規制が強化され、炭素排出を低減すると同時に、運航経済性まで確保できるエコソリューションに対する需要が増加している。 IMOは船舶の炭素排出量が基準値を超えると、船速を減らすよう強制したり、運航を制限するなど強力な脱炭素政策を展開している。

IMOが開設したエネルギー効率技術ポータル(Energy Efficiency Technologies Information Portal)は船舶燃料消耗量を減らす方法の一つとしてエネルギー効率的照明システム(Energy Efficient Lighting System)の構築を提示している。 これにより、船舶内の最適照度を具現し、二酸化炭素排出と燃料消耗を最小化した高効率照明システムの必要性が増加している。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기