キム・テヨン監督の映画「ワンダーランド」の制作報告会が9日午前、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールで開かれた。
同日の記者懇談会にはキム・テヨン監督をはじめ、女優のペ・スジとタン・ウェイ、俳優のパク・ボゴム、チェ・ウシクなどが出席した。
ペ・スジとパク・ボゴムが初めて共演する同作は、死んだ人を人工知能で復元するビデオ通話サービス『ワンダーランド』を通じて、愛する人と再会する物語を描く。2021年に撮影を終えたが、3年ぶりに公開されることになった。
ペ・スジは事故で寝たきりになっている恋人をワンダーランドで復元させたジョンイン役に扮する。愛する人と共にする日常の中で感じる幸せと混乱、慰めと懐かしさの感情を多彩に表現する予定だ。パク・ボゴムは昏睡状態から目覚めたジョンインの恋人テジュ役に扮し、ワンダーランドサービスの中で設計された人工知能テジュの明るく温かい姿から、昏睡状態から目覚め、全てが不慣れで混乱して気後れする現実のテジュまで、全く異なる姿を演じる。
キム・テヨン監督は「人工知能と人との関係性を定義する好奇心から出発した」として「人工知能の領域が非現実的に感じないでほしかった」とし「人工知能の現在位置、発展方向、変わる生活などを十分に議論した後、その内容をシナリオに盛り込んだ」と付け加えた。
特別な世界観を完成させるパク・ボゴムの一人二役と、初めて共演するペ・スジとの愛らしい恋人の姿を盛り込まれた映画「ワンダーランド」は来月5日、韓国で公開される。
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