2042年、韓国の人口のうち外国人の割合が5%を超えるという見通しが出た。少子化が続いているのに、韓国に流入する外国人が増加した影響だ。韓国に帰化した人や外国人や移民2世を含めた移住背景人口の割合も全体人口の8%を上回る見通しだ。
統計庁が11日に発表した「2022年基準の将来人口推計を反映した内・外国人人口推計:2022~2042年」によると、2042年の総人口は4963万人だ。これは2022年の人口(5167万人)から204万人が減った数値であり、総人口は引き続き減少している。
総人口構成で内国人(韓国人)は減る一方、外国人は増える見込みだ。統計庁は全体人口で内国人の割合が2022年の96.8%から2042年には94.3%に減少し、外国人は3.2%から5.7%に増加すると予想した。外国人の割合が20年ぶりに1.8倍増加するわけだ。統計庁の関係者は「短期勤労などを目的とした外国人の流入が増えるだろう」と明らかにした。
外国人の流入増加によって人口構造も変わる。内国人の生産年齢人口は2022年の3527万人から2042年には2573人に減るが、外国人の生産年齢人口は2022年の147万人から2042年には236万人に増えると分析される。少子化の影響で内国人は減る反面、流入が増える外国人の生産年齢人口が増加するという意味だ。
韓国に帰化した外国人と外国国籍維持者、移民者2世の割合も2024年には8%を超える。韓国に帰化した外国人は2022年の22万人から2024年には52万人に増え、同期間、移民者2世も33万人から67万人に2倍以上増加する見通しだ。
その結果、総人口で移住背景人口が占める割合も大きくなる。帰化外国人の割合は22年の0.4%から42年には1.0%に増え、移民者2世の割合も22年の0.6%から42年には1.4%まで増加する。
移住背景人口のうち、子供と青年人口の割合も拡大すると見られる。移住背景人口のうち学齢人口は2022年の33万人から2042年には50万人に1.5倍増加すると分析される。また移住背景人口の中で幼少年人口も2022年の34万人から2042年には47万人に1.4倍増える予定だ。
外国人の生産年齢人口も大幅に増加する。外国人の生産年齢人口は2022年の147万人から2042年には236万人に増加する見通しだ。同期間、外国人のうち生産年齢人口の割合は89.2%から82.6%に減るが、全体外国人人口が増えた影響だ。
ただ、外国人も少子化の影響を避けられないと分析される。2036年から外国人人口の自然減少が始まり、2042年まで減り続けることになる。死亡者が出生者を上回り、人口の自然増加が減少に転換されるという意味だ。
統計庁は、外国人出生児が2022年から2042年まで年平均8000人水準と予想される反面、死亡者は2022年の5000人から2042年には1万1000人まで急増すると見通した。
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