サムスン、現代自動車、SKグループ、HD現代など韓国の主要企業の最高経営陣が「CES 2024」開幕初日の9日（現地時間）、米ラスベガスに集結した。彼らはモビリティ、AI（人工知能）家電、スマートホームなど様々な企業のブースを見学し、最新技術トレンドに大きな関心を示した。
同日、崔泰源（チェ・テウォン）SKグループ会長は、企業トップらの中で最も先に「CES 2024」会場に現れた。崔会長はイベント開幕20分前、ラスベガスコンベンションセンター（LVCC）セントラルホールに設けられたSKグループ統合展示館を訪れ、ホールの中央にある「ワンダーランドグローブ」を見守った後、水素、AI、EV（電気自動車）バッテリー、都心航空交通（UAM）など各系列会社の主要事業領域を体験した。
その後、サムスン電子ブースに移動し、サムスン電子の韓宗熙（ハン・ジョンヒ）副会長とサムスン電子の李英熙（イ・ヨンヒ）社長の案内を受け、AI技術が融合したテレビやESGなどのブースを見回った。
LG電子ブースでは、透明OLED、家電、未来モビリティなどを観覧した。崔会長はアルファブルに実際に搭乗し、未来モビリティ環境で搭乗者が享受できるソリューションに関する説明を聞いた。前日、彼は「産業技術に対する未来とシーメンスのビジョン、そして今後の産業メタバースと人工知能（AI）の開拓および拡散」発表をテーマにしたシーメンスのローランド・ブッシュ最高経営者（CEO）の基調演説を聞いたりもした。
現代自動車グループの鄭義宣（チョン・ウィソン）会長も同日、HD現代とサムスン電子のブースを順に訪問した。彼は、最近迎え入れた米外交官僚出身のソン・キム元駐韓米国大使と同行した。まずHDグループでは、鄭基善（チョン・ギソン）HD現代副会長と合流し、未来の無人化技術やAIなどを活用した建設現場の安全技術などについて観覧した。以降、サムスン電子ブースではユン・ジョンヒ副会長とサムスンのSmartThings（スマートシングス）、マイクロLED、新型AIロボット「Ballie」などを見て回った。
鄭基善副会長は10日午前9時、ラスベガスのヴェニシアンホテルで、韓国企業の中で唯一CES基調演説を行う。鄭副会長はCESブース訪問計画について「人工知能（AI）技術が上手な企業を中心に見ていく」と述べた。このほか、許兌秀（ホ・テス）GSグループ会長と辛東彬（シン・ドンビン）ロッテグループ会長の長男であるユヨル氏（ロッテ持株未来成長室長・専務）らもCESを訪れ、未来戦略を模索した。
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