韓国政府は11日、福島第1原子力発電所の汚染水放出と関連して「本日移送設備内部の残留汚染水洗浄作業を終えれば最終的に1回目の放出が終了する」と明らかにした。
国務調整室のパク・グヨン国務1次長はこの日、政府ソウル庁舎で開かれた一日ブリーフィングで「昨日午後2時から3時の間に汚染水移送ポンプ作動が停止されたことを確認した」と伝えた。
パク次長は「先月24日に放出を始めた後、計7763㎥(776万3000リットル)が放出され、ここに含まれた三重水素は計1兆2440億ベクレルだった」とし「緊急遮断バルブの作動や手動停止など異常状況はなかった」と説明した。
続けて「原発付近10km以内に14個の頂点で採取された試料を分析した結果、三重水素濃度が放出中断判断基準よりはるかに低い水準であることを確認した」と付け加えた。
さらに「2回目の放出開始はまだ未定と確認され、情報が入り次第ブリーフィングを通じて説明する」と伝えた。
一方、汚染水名称変更問題に対しては「具体的に決定されたことはない」とし、「主要利害関係者などを対象に意見を確認する過程を経ている」と話した。
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