日本政府が福島原発汚染水の海洋放出を早ければ24日午後1時から開始する。これに対し韓国政府は「科学的基準に合うように放出がなされるならば拒否するつもりはない」という立場だ。
共同通信や読売新聞など日本メディアの報道によると、東京電力は22日午後7時33分頃、汚染水約1トンを希釈設備に送り、海水1200トンを混合して大型水槽に入れた。
水槽から採取した標本の三重水素濃度が放流基準値である1リットル当たり1500ベクレル以下と確認され、気象状況に特に問題がなければ汚染水放流は24日に開始される見通しだ。その後、1日約460トンの汚染水を海水で薄めて放出する作業を17日間進め、一次的に汚染水7800トンを海に送り出す計画だという。
韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理は前日午後、政府世宗庁舎出入り記者団ブリーフィングで「国際基準に合う放出を反対するわけにはいかない」として「科学的基準に合う放出がなされるならば拒否するつもりなはい」と韓国政府の公式立場を明らかにした。
ただし「(韓国)国民の心配に対して(韓国)政府が反応を示すことが正しいと考える」とし「すべての方法を動員して国民が安全だと感じるまで努力する」とし、放出以後の計画とは異なる結果が出るならば日本側に中断と釈明を要求する」と強調した。
一方、最大野党の共に民主党は緊急議員総会を招集し、今後の対応策を議論する。
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