休暇シーズンの旅行収支赤字「赤信号」···日本・中国を訪れる旅行客が急増

[写真=聯合ニュース]


夏休みシーズンを控え、中国と日本に向かう旅行需要が急増している。しかし、韓国を訪れる外国人旅行客の需要は海外に向かう内国人需要の半分水準に止まった。夏の繁忙期である7~8月に海外旅行に行く需要が増加すれば旅行収支赤字幅もまたさらに拡大するとみられる。

韓国観光統計公表によると、今年1~4月に海外に出国した韓国人は647万5804人に達した。同期間、韓国を訪れた外国人旅行客数は260万3028人に止まった。訪韓外来客数と海外に出国した内国人数が2.5倍近く差があった。

同期間、訪韓した中国人は25万187人で、前年同期(5万1197人)より338.7%増えた。しかし、2019年同期(182万人あまり)と比べると、回復率は14%にとどまった。

一方、中国政府がビザ発給許容や入国手続き簡素化など入国規制緩和の影響のおかげで中国旅行商品予約率は引き続き増加している。

日本も訪日内国人数が訪韓日本人数を追い越した。

日本政府観光局(JNTO)の発表によると、今年1~4月に訪日した韓国人観光客数は206万7700人を記録した。訪日外国人全体(673万9500人)の3分の1が韓国人であるわけだ。

同期間、韓国を訪れた日本人観光客数は48万1920人と集計された。訪日韓国人の4分の1水準だ。

このように内国人出国者数が訪韓外来客数を超え、旅行収支赤字に赤信号が灯った。

韓国銀行によると、今年第1四半期の旅行収支赤字額は32億3500万ドルを記録した。2019年第3四半期に32億8000万ドルを記録して以来、3年半ぶりの最大赤字幅だ。旅行収入は30億8600万ドルを、旅行支出は63億2100万ドルをそれぞれ記録した。

観光業界は「海外に行く内国人(韓国人)数が急増すれば旅行収支赤字幅はさらに拡大し、これがサービス収支赤字を増大させ結局経常収支に悪影響を及ぼすことになるだろう」と憂慮した。
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