6月1~10日の韓国輸出1.2%↑···貿易赤字 14億ドル

[写真=亜洲経済]


今月1~10日の韓国輸出が1.2%増加した。半導体輸出は依然として不振が続いたが、船舶や乗用車の輸出が大幅な増加傾向を示した。

関税庁は13日、今月1~10日の輸出は152億7100万ドルで前年同期比1.2%増加したと明らかにした。

ただ、同期間の操業日数は7日であり、昨年同期に比べて0.5日多かった。しかし1日平均輸出額は6.0%減少した。

品目別には、半導体輸出が1年前より31.1%減少した。昨年8月以降11ヵ月連続で輸出減少が続いている。

石油製品(-35.8%)、コンピューター周辺機器(-22.3)、家電製品(-21.1%)も大幅な輸出減少を記録した。船舶(161.5%)、乗用車(137.1%)の輸出が大幅に増え、自動車部品(16.9%)、無線通信機器(5.7%)も増加した。

輸出相手国別では、最大交易国である中国への輸出が10.9%減少した。対中輸出は今年5月まで11ヵ月連続減少したが、リオープン効果などの影響で減少幅が減っている。

このほか台湾(-49.8)、シンガポール(-44.1%)、マレーシア(-26.4%)などへの輸出が減少した。米国への輸出は6.9%増加し、インド(26.9%)、欧州連合(26.6%)への輸出は大幅に増えた。

今月1~10日の輸入額は166億8100万ドルで、1年前より20.7%減少した。原油(-50.0%)、石炭(-48.3%)、ガス(-6.0%)などエネルギー源の輸入が大幅に減った影響だ。この他に半導体(-29.5%)、石油製品(-35.4%)、無線通信機器(-7.7%)、精密機器(-2.3%)などの輸入が減少した。

輸入が増えた品目は半導体製造装備(21.0%)、機械類(6.9%)、乗用車(5.6%)などだ。

国別ではマレーシア(37.5%)、欧州連合(13.2%)、ベトナム(7.7%)から輸入が増えた。原油輸入減少の影響でサウジアラビアからの輸入が44.8%急減し、米国(-36.1%)、ロシア(-29.6%)、台湾(-24.6%)、オーストラリア(-14.6%)からの輸入も減少した。

6月1~10日の貿易収支は14億1000万ドルの赤字を記録した。5月1~10日に記録した41億7100億ドルの貿易赤字に比べ、3分の1水準まで減った規模だ。

今年に入って今月10日までの累積貿易赤字規模は288億4700万ドルを記録した。
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