SKハイニックス、清州工場建設に支障···K半導体、減産に続き 増設までオールストップ

[SKハイニックス、清州工場建設に支障···K半導体、減産に続き 増設までオールストップ]


 
SKハイニックスが忠清北道清州(チョンジュ)に建設することにした半導体工場の増設計画に支障を来たしている。 グローバル景気萎縮で、半導体需要が年内に回復しにくいという判断から工場増設まで延期したものと分析される。
 
これまで韓国半導体企業は萎縮局面でも生産設備の拡充を持続するなど、減産戦略を短期間で終えるという歩みを見せてきたが、最近になって減産の長期化に備えているものと分析される。 先月まで「人為的な減産はない」という立場を固守していたサムスン電子が突然減産に方向を旋回した以後、SKハイニックスが工場増設を中断し、韓国半導体企業が前例のない危機を控えているという憂慮が出ている。
 
24日、財界によれば、SKハイニックスが昨年10月から着工に入った新規半導体生産工場である「M15X」建設工事が速度を出せずにいる。 当初、清州テクノポリス産業団地内の約6万㎡敷地に2025年初め完工を目標に、M15X工場を建設する予定だった。 しかし、グローバル需要萎縮で、半導体景気が凍りつき、SKハイニックスの足を引っ張った。
 
M15X工場は、従来のNAND型フラッシュ半導体を生産するM15工場のすぐ隣に新規にラインを増設する工事だった。 「拡張(extension)」という意味で、M15Xという名前が付けられた。 SKハイニックスは現在、清州に計3ヵ所(M11·M12·M15)の半導体工場を運営している。
 
先立って、SKハイニックスは昨年、半導体業況が良くない状況でも工場建設と生産設備構築だけで計15兆ウォンを投入するほど攻撃の歩みに乗り出した。 「不況の時にもっと投資しなければならない」という経営戦略からだ。 また、直ちには半導体市場が冷え込んでいるが、2025年業況反騰の展望に備え、市場に素早く対応するための布石だった。
 
しかし、半導体市場の萎縮が長期化するだろうという見通しが次第に力を得ている。 最近、IT需要鈍化、ロシア-ウクライナ戦争長期化、インフレと金利引き上げなどの余波で、K半導体の主力品目であるDラム·ナンドフラッシュなどメモリー半導体価格の急落が長期化する傾向だ。 市場調査会社のDラムエクスチェンジによると、先月11日、3.235ドルで1年1ヶ月ぶりに小幅上昇した「DDR4 16ギガビット(Gb)2600」DRAMの現物価格は以後、下落曲線を描き続け、現在、2.985ドルを記録した。 主にPCに使われる「DDR4 8Gb 3200」の平均価格も先月末に1.601ドルまで上がった後、現在、1.514ドルに下落した。
 
SKハイニックスは設備投資と関連し、速度調節が避けられなかったという立場だ。 昨年下半期から減産に入り、今年は減産効果があると予想したが、冷え込んだ半導体景気はなかなか回復していない。 SKハイニックスは今年、CAPEXの展望を歴代最低値に低く設定し、前年より50%削減した状況だ。
 
SKハイニックス関係者は“今年、縮小された投資基調により、(増設計画を)順延中”とし、“業況回復速度により弾力的に進行する予定”と述べた。
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