韓国の私教育費26兆ウォンに迫り…5人に1人は毎月70万ウォン支出

[資料=統計庁(2022年の小・中・高校の私教育費]


コロナパンデミックと学齢人口の減少にもかかわらず、昨年、韓国の私教育費が26兆ウォンに迫った。過去最高値を記録したのだ。小・中・高校生1人当り月平均私教育費は41万ウォンでやはり歴代記録を塗り替えた。生徒5人に1人は毎月70万ウォンを私教育費に使った。

7日、統計庁と教育部が発表した「2022年小・中・高校私教育費調査結果」によると、昨年の国内私教育費総額は25兆9538億ウォンで前年23兆4158億ウォンより10.8%増加した。2019年の統計改編作業以後、過去最高値だ。

昨年、小学校全体の私教育費は11兆9000億ウォン、中学校は7兆1000億ウォン、高校は7兆ウォンをそれぞれ記録した。2021年よりそれぞれ13.1%、11.6%、6.5%増えた数値だ。

昨年、全体学生1人当たりの月平均私教育費は41万ウォンで、前年より11.8%増加した。毎月平均40万ウォン未満で支出した学生の割合は2021年より減った反面、40万ウォン以上支出した学生は増えた。月平均70万ウォン以上支出した学生は全体の19.1%を占め、前年より3.3%ポイント高くなった。

私教育費の増加は生徒数の減少とコロナパンデミックが続き、物価上昇が重なった中でも小・中・高校生が増えたためだ。昨年の生徒数は528人で、2021年の532万人より4万人減った。しかし、私教育への参加比率は、2021年75.5%から昨年78.3%へと高くなった。私教育は受ける時間も6.7時間から7.2時間に増えた。

私教育は小学生が最も多く受けた。昨年、学習塾などで私教育を受けた生徒は、小学校85.2%、中学校76.2%、高校66.0%の順だった。1人当たりの私教育費は小学生37万2000ウォン、中学生43万8000ウォン、高校生46万ウォンだった。前年に比べてそれぞれ13.4%(4万4000ウォン)、11.8%(4万6000ウォン)、9.7%(4万1000ウォン)増えた。

学年別の参加率は小学校2年生(88.0%)、中学校1年生(77.6%)、高校1年生(69.6%)など低学年で最も高かった。反面、高校生とは異なり小学生・中学生は卒業学年の時が支出が多かった。小学校6年生1人が昨年使った私教育費は40万3000ウォン、中学校3年生は44万9000ウォン、高校1年生は49万1000ウォンだ。

科目別では英語が12万3000ウォン、数学が11万6000ウォン、国語が3万4000ウォンの順で多くの支出が行われた。小学校6年生は英語(13万6000ウォン)、中学校3年生は数学(17万1000ウォン)、高校1年生は数学(18万4000ウォン)科目の支出が多かった。

私教育は主に学習塾で行われた。塾の受講に使った私教育費が22万1000ウォンで最も多く、次は個人レッスンが3万9000ウォン、グループレッスンが2万3000ウォン、インターネット・通信などが1万5000ウォンの順だった。

世帯所得が多いほど私教育参加率が高く、支出費用も大きかった。月平均所得が800万ウォン以上の世帯が子供1人に使った私教育費は月平均64万8000ウォンだった。700万ウォン以上~800万ウォン未満世帯は51万8000ウォン、600万ウォン以上~700万ウォン未満は46万9000ウォンを支出した。300万ウォン未満の世帯は17万8000ウォンで最も少なかった。

私教育参加率は800万ウォン以上の世帯が88.1%で最も高く、300万ウォン未満の世帯が57.2%で最も低かった。
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