急成長する韓国ETF市場…下半期に100兆ウォン達成が有力

[写真=Gettyimagesbank]


今年に入って韓国の上場指数ファンド(ETF)市場規模が12%以上急増し、下半期100兆ウォン達成が有力になっている。
 
2日、韓国預託決済院によると、韓国の国内ETF純資産総額は先月27日基準で89兆2433億ウォンと集計された。昨年末、ETF純資産規模は78兆5116億ウォンを記録し、約2ヵ月ぶりに10兆7371億ウォンが増えた。

ETF商品数も爆発的に増加している。この日基準で韓国取引所に上場されたETF商品の数は678。最近毎月5つ以上が上場されている。商品数の増加ほど、一日平均の取引代金も大きくなっている。先月のETFの一日平均取引代金は約2兆2272億ウォンで、前月比約7.1%(1468億ウォン)増加した。反面、上場指数証券(ETN)の上場銘柄数は362銘柄、一日平均取引代金は約1488億ウォンに止まった。前月比約1171億ウォン(44%)減少し、規模面で大きな差を見せている。

純資産価値総額(資産価値と追加設定額)が最も多く増加した銘柄は韓国「第1号ETF」といえる △KODEX200が6兆850億ウォンを記録した。該当商品はコスピ200指数に追従する商品で「ステディーセラー」として有名だ。その他、△TIGER CD金利投資(4兆9470億ウォン)△KODEX KOFR金利アクティブ(3兆790億ウォン)が上位を占めた。金利引き上げの恩恵を受ける商品で、福利効果まで享受できるので人気だ。

特に今年もテーマ型ETFが市場規模を拡大している。テーマ型ETFは二次電池・メタバースのような革新技術とESG・炭素排出など価値観を代表するトレンドに投資する商品をいう。水素自動車、EV(電気自動車)など未来移動手段を二次電池を作るバッテリー産業と連結させるように、伝統セクターに限定させないのが特徴だ。

今年最も人気を集めた商品は、半導体や二次電池などの技術株で構成されたテーマ型商品だ。△TIGER米フィラデルフィア半導体(52.72%)は年初以降累積収益率でも1位に上がった。△TIGER2次電池テーマ(34.92%)△KBSTARバッテリーリサイクルiSelect(31.60%)などもテーマ型ETF部門で2、3位に上がった。

今後、株式市場でETFの影響力は引き続き大きくなる見通しだ。資本市場研究院のキム・ミンギ研究委員は「ETFに編入された株式の収益率同調化が拡大している」として「これは個別株式の収益率にも影響を及ぼす」と分析した。

金融投資業界は下半期内に「ETF100兆ウォン時代」が開かれると予想している。ある資産運用会社関係者は「今の傾向ならば今年下半期には100兆ウォン突破が可能だろう」として「これに合わせて運営人材を補強するなど各運用会社別に商品開発競争が激しくなっている」と伝えた。
 

[資料=韓国取引所(単位:憶ウォン)]


<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기