第3四半期のカード承認金額15%↑・・・5四半期ぶりの最大

[写真=聯合ニュース]


今年第3四半期にも韓国のクレジットカードの使用量が全般的に増えた。コロナパンデミック(世界的な大流行)以後、長期間続いた「社会的距離の確保(ソーシャルディスタンス)」が完全に解除されたうえに、海外旅行の需要も徐々に回復したためだ。ただ、高騰する物価によって冷え込んだ消費心理は、増加幅を制限する要因として作用した。

31日、与信金融協会が発表した「カード承認実績」資料によると、今年第3四半期の全体カード承認金額および件数は各々285兆5000億ウォン、67億7000万件と集計された。前年同期より15.1%、11.6%ずつ増加した数値だ。このうち承認額の増加率が15%を超えたのは5四半期ぶりのことだ。

韓国の国内では宿泊・飲食店業の売上回復が目立った。韓国外食産業研究院が発表した外食産業景気動向指数は、昨年第3四半期65.72から今年第3四半期89.84へと24.22ポイントも増えた。実際、宿泊および飲食店業の前年対比売上増加幅は37.2%に達した。

海外旅行も徐々に活気を取り戻している。今年第3四半期の国際線航空を利用した旅客数は588万4000人で、昨年同期(92万1000人)より539.1%急増した。これに支えられ、運輸業の実績も昨年より87.5%も増えた。旅行会社の売上が回復し、事業施設管理および事業支援サービス業も39.4%増加した。

ただ、物価上昇などで悪化した消費心理は冷え込んだ。韓国銀行によると、消費者心理指数は昨年9月の103.7から今年7月に86、8月に88.8、9月には91.4まで下がった。

カードの種類別では、個人と法人ともに緩やかな成長ぶりを見せた。個人カードの第3四半期承認金額および件数はそれぞれ232兆3000億ウォン、63億8000万件で、昨年より13.6%、11.6%増加した。同期間、法人は53兆3000億ウォン、3億9000万件で22%、11%の増加率を記録した。法人カードの増加幅が相対的に大きいのは、企業実績の改善および雇用回復にともなう各種事業者負担の税金納付が増えた影響だ。

クレジットカード・チェック(デビット)カードも増加傾向を示した。クレジットカードは15.5%増加した223兆ウォン、承認件数は11.5%増えた41億4000万件だった。またチェックカードは12.4%増えた61兆ウォン、承認件数は11.4%増加した25億6000万件を記録した。
 
 
 
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