斗山エナビリティーは、ソウル東大門区に所在した斗山タワーで、ニュースケール・パワー(NuScale Power)と小型モジュール原発(以下SMR)の本格的な制作着手のための協約を締結したと25日、明らかにした。
今回の協約で、斗山重工業はニュースケール・パワーが米国のアイダホ州に推進中のUAMPS(Utah Associated Municipal Power Systems)プロジェクトに供給するSMR本製品の製作に着手する。斗山エナビリティーは今年下半期、SMRの製作に使用される大型素材制作を開始し、来年下半期中に本格的にSMR本製品の製作に突入する。
斗山エナビリティーは国内投資会社とともに、ニュースケール・パワーに1億380万ドル規模で持分を投資した。これで数兆ウォン規模の機材供給権を確保しており、2019年にニュースケール・パワーからSMR制作検討調査を受注されたこともある。
ニュースケール・パワーのSMRは1基当り77MWのモジュールを最大12台設置でき、計924MWの電力を生産することができる。ニュースケール・パワーは2020年、SMRモデルの中で初めて米国原子力規制委員会の設計認証審査を最終完了した。UAMPSプロジェクトは2024年上半期、統合許認可申請を提出し、2026年上半期中に承認され、建設に着手する計画だ。2029年の竣工を目標にしている。
ニュースケール・パワーは、米国UAMPSプロジェクトを成功的に遂行し、北米、欧州やアジアなど全世界のSMR市場に進出していく計画だ。
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