韓国のガソリン価格、4ヵ月ぶりに1800ウォンを突破

[写真=聯合ニュース]


ロシアのウクライナ侵攻を受け、韓国国内のガソリン価格が1リットルあたり平均1800ウォン台を突破した。昨年11月以降約4ヵ月ぶりの1800ウォン突破であり、国際原油価格が高騰した影響だ。

7日、韓国石油公社の原油価格情報サイトであるオフィネットによると、前日(6日)の全国ガソリンスタンドのガソリン平均販売価格は1リットル=1814ウォンを記録している。これは2014年9月16日(1815ウォン)以後、約7年半ぶりの最高値だ。

地域別では、済州地域のガソリン平均価格が1リットル=1919ウォンとなり、国内で最も高い価格を記録した。ソウルは1882ウォンで2番目に高い。国内のガソリン価格は昨年11月中旬から実施された油類税引き下げ措置で、9週連続下落した。しかし、今年初めから上昇に転じ、最近ロシア侵攻で国際原油価格が急騰して上昇を続けている。

ガソリン価格はこの4週間連続で毎週1リットルあたり20ウォン以上値上がりした。特に最近3日間には、一日に10ウォン以上ずつ価格が上昇している。政府の油類税引き下げ措置直前、国内ガソリンの平均価格は1810ウォン(2021年11月11日)だったが、すでにそれを越えている。

国際原油価格は今月4日(現地時間)基準のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)での4月引き渡し分のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が、2008年9月以降最高値の115.68ドルで取引を終えた。

国内のガソリン価格は通常、2週間から3週間ほど時差を置いて先行指標の国際原油価格の推移する。最近、国際原油価格の上昇傾向が続いているだけに、国内のガソリン価格もしばらく上昇を続ける見通しだ。

一方、政府は来月末終了予定の油類税20%引き下げ措置を3ヵ月延長することを決めた。政府は今後、国際原油価格の上昇傾向の推移を見守った後、油類税の引き下げ幅を30%まで拡大する案も検討している。
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