今年の韓国財政、71兆ウォンの赤字見通し・・・大統領選挙後は120兆ウォンの赤字予想

[写真=聯合ニュース]


年明けから編成された補正予算で、今年の国の財政赤字規模の予測値が71兆ウォンまで膨らんだ。大統領選挙後に追加補正予算を編成すれば、赤字規模はさらに増えると予想される。

企画財政部は28日、国会で16兆9000億ウォン規模の補正予算が処理され、国の財政状態を示す統合財政収支(総収入-総支出)赤字も本予算より16兆9000億ウォン増えたと明らかにした。

これにより、本予算で54兆1000億ウォンと提示されていた統合財政収支の赤字見通しは70兆8000億ウォンに膨らんだ。

補正予算以後、今年の統合財政収支の赤字見通しは新型コロナウイルス感染症(コロナ19)対応初年度だった2020年の71兆2000億ウォン(決算基準)に迫る水準だ。2020年の統合財政収支の赤字は、2011年の集計以来最大だった。

統合財政収支の赤字は、現在の予測値より増える可能性が高い。与野党の大統領選候補らがそれぞれ大統領選後の補正予算編成などの追加支出を予告しているためだ。

共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補は、50兆ウォン規模の補正予算やコロナ19発生の債務、国家購入の債務調整、全国民を対象にした消費クーポン(地域通貨)の発行などを公約に掲げた。

国民の力の尹錫悦(ユン・ソクヨル)も、今回の補正予算で可決された防疫支援金300万ウォンを拡大し、最大1000万ウォンを支給するなど、計50兆ウォン以上の追加補正予算を編成する計画を発表した。

大統領選挙後、実際に50兆ウォン規模の追加補正予算が編成されれば、統合財政収支の赤字展望値は120兆ウォンまで上がる。最初にコロナ禍が発生した2020年から21年に発生した赤字を合わせた規模よりも赤字が拡大する可能性がある。
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