ハンファトータル、バッテリー分離膜素材の高付加合成樹脂の生産拡大

[ハンファトータル、バッテリー分離膜素材の高付加合成樹脂の生産拡大]



ハンファトータルが高付加合成樹脂の生産拡大を通じて、コロナの克服に乗り出す。

ハンファトータルは忠清南道(チュンチョンナムド)の大山(テサン)工場にバッテリー分離膜素材として使用される超高分子量ポリエチレン(Very High Molecular Weight Poly-Ethylene)の設備増設を完了し、本格的な商業生産を開始したと7日、明らかにした。 約400億ウォンが投資された今回の増設で、ハンファトータルは超高分子量ポリエチレンの年間生産能力を最大14万トンまで確保した。

また、ハンファトータルは従来の高密度ポリエチレン(HDPE)の生産工場を一部補完する方式で、今回増設を進めた。 これに市況と製品の需要によって、多様な製品を弾力的に並行生産できるシステムを構築できるようになった。

超高分子量ポリエチレンは既存のポリエチレン製品に比べて分子量を高め、機械的剛性を向上させた製品で、2次電池分離膜素材として脚光を浴びている高付加合成樹脂製品だ。

ハンファトータル社は昨年、超高分子量ポリエチレンの商業生産に成功し、2次電池の高容量化によって、薄膜化に容易な素材を開発してきている。

全世界の2次電池分離膜素材用のポリエチレン市場は現在、中国、日本、韓国を中心に約7万トン規模で形成されているが、今後、電気自動車、ESS(エネルギー貯蔵システム)をはじめ、太陽光など新再生エネルギー産業の持続的な拡大による需要増加で、毎年30%以上の高成長を続けていくことになるものと予想される。

ハンファトータル社は今後、合成樹脂事業を規模の競争力確保と高付加製品の生産中心に再編するという計画だ。 合成樹脂事業で拡張し、石油化学市場の変動性の中にも安定的な収益性を創出できる土台を整える計画だ。
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