![[写真=現代自]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/05/22/20250522153753987149.jpg)
現代自動車グループはオランダで開催された「ワールドハイドロジェンサミット2025」に参加し、グローバル水素産業の競争力拡大に乗り出したと22日、明らかにした。
今年で6回目を迎えた「ワールドハイドロジェンサミット」は、水素関連モビリティ、生産、インフラ、規制、投資などの主要案件を扱う世界最大規模の水素産業博覧会だ。 130カ国余りの政府官僚と500社余りの企業関係者など計1万5000人余りが参加し、水素経済に対する多様な意見を交換し、新しい協力と発展方向を議論する行事だ。
現代自動車グループはサミットで会談・展示部門の両方に参加し、水素事業の現状を知らせ、水素産業の発展加速化に向けた様々な意見を共有した。 水素委員会(Hydrogen Council)共同議長でもある現代自動車グループのチャン·ジェフン副会長は21日(現地時間)、「ワールドハイドロジェンサミット2025」内のイベントで開かれたIHTF(International Hydrogen Trade Forum)会議に参加した。 会議にはオランダ、チリ、日本、ドイツなど10ヵ国の政府代表とロッテルダム港湾庁、三菱重工業、BPなど15社が参加した
会議に続いて開催された公開パネル討論には、水素委員会のCEOであるIvana Jemelkova氏がモデレーターとして参加した中、チャン·ジェフン副会長とオランダのSophie Hermans気候政策&グリーン成長相兼副首相などがパネルとして参加した。 行事では△地政学的変化が各国の水素供給網に及ぼす影響 △水素貿易・投資促進のための実行方案 △リードマーケット活性化方案などの内容が扱われた。
チャン·ジェフン副会長は“インフレと低成長など外部環境変化で、グローバル水素経済拡散が予想より遅延するという展望にも関わらず、脱炭素は拒否できない大きな流れという点には皆が共感している”と述べた。
チャン副会長は“水素生態系は各国政府と企業のパートナーシップを通じて実現可能だ”とし、“現代自動車グループもグローバルパートナーと協力して水素生態系を拡張していく”と強調した。 続いて“水素バリューチェーン全般にグループ会社の力量を積極的に活用し、水素基盤の未来社会をさらに加速化する先頭に立つ”と付け加えた。
また“今後、水素経済転換を推進するにあたって、最も重要な要素は「規模の拡大(Scale-up)」と「標準化(Standardization)」”とし、“水素事業の活性化のために規模拡大が必要な時点で、標準化を通じて水素産業全体を牽引しなければならない”と付け加えた。
参加者たちも水素価格競争力の確保と供給網の構築が重要だという点に共感し、安定的な水素価格の維持にともなう需要拡大、グローバル供給網の活性化という好循環を成し遂げるために各国政府が先制的に乗り出さなければならないという点に注目した。 さらに、国際的にすべての国が使用できる清浄水素認証システムと相互評価標準の準備が必要だということで意見が一致した。
彼らは△各国の水素政策履行を通じた金融支援・インセンティブ強化 △水素輸出・輸入国の皆が享受できる地理的恩恵と産業競争力方案議論 △持続可能な製品・インフラ開発などグローバル貿易パートナーシップとサプライチェーン強化のための3つの共同実践分野を導き出した。
一方、展示部門では展示場にブースを設け、△港湾脱炭素・清浄物流事業の現状 △現代自動車グループの水素事業ジオラマ・燃料電池システムのモックアップ展示など、様々な水素関連技術と適用事例を紹介した。 また、水素バリューチェーン全般にわたる統合ソリューションの提供と共に、外部パートナーシップの構築を加速化し、水素事業ブランドである「HTWO」を水素事業拡張のためのビジネスプラットフォームに拡大するという計画も明らかにした。
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