外交部と文化体育観光部は15日、国政課題の一つとして推進されてきた2020年下半期から発給される予定の次世代電子パスポートのデザイン試案を公開した。
新しいパスポートのデザインは、2007年、外交部と文体部が共同主管した公募展の当選作(ソウル大学キム·スジョン教授)をもとに、専門家の諮問を経て修正されたものだ。
試案によると、次世代パスポートの色は基本的に1988年から使われてきたグリーンからブルー系列の色に変わる。これまでパスポートの形態と様式は変化し続けてきたが、表紙の色が変わるのは32年ぶりだ。
ただし、官用パスポート(グレー)と外交官旅券(レッド)など、種類別に色を差別化するかどうかはオンラインでの選好度調査を通じて決定する予定だ。
今回新しく披露される表紙のデザインは「大韓民国旅券」と「REPUBLIC OF KOREA PASSPORT」という文句や、政府の文様が使われる位置によって2つの案が提示された。また、表紙の裏面と中には、文化財や自然物など韓国の多様な象徴的イメージと模様を入れた。
さらに、身元情報面は紙の材質の透明性と耐久性の強いポリカーボネート(汎用プラスチック)材質に変え、写真と記載事項はレーザーで刻み込んで保安性を画期的に強化したと政府は説明した。
旅券番号の体系も多様性を高めるためにアルファベットが挿入される形に一部変更され、住民登録番号の部分は個人情報を保護するために削除される。
政府は今後、新しいパスポートのデザイン試案を外交部·文体部のホームページと ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を通じて広報すると同時に、オンラインやリサーチ機関のアンケート調査などを通じて市民の意見を受けて反映する計画だ。一方、発給手数料は現行を維持する案を検討中であり、年末までに最終決定する予定だ。
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