キム・ジョン前文化体育観光部次官が水泳国家代表パク・テファン(27)選手に今年のリオデジャネイ路五輪出場を放棄することを要求したという疑惑について検察が本格的な調査に入った。
チェ・スンシル氏をめぐった各種疑惑を捜査中の検察特別捜査本部は24日、パク・テファン側の関係者を参考人として呼んで調査したと明らかにした。
パク・テファン側によると、キム前次官は今年5月25日、パク・テファン所属事務所の関係者と大韓体育会の関係者が共にした席で“五輪の出場を諦めれば企業スポンサーと連結してあげるけど、出場を固執すれば不利益を与える”と発言した。
当時パク・テファン側が作成した録音記録でキム元次官は“(企業スポンサーは)僕が約束してあげる”、“檀国大学教授にならないと。教授になればなんかできる”と懐柔したりもした。
さらに、“(パク・テファンと政府の間に)わだかまりが生じると檀国大学も負担に感じるのが当たり前。企業だって負担に感じる。大韓体育会と戦って勝っても全て勝ったわけではない”と圧迫もした。
マスコミにキム・ジョン前次官の発言が公開され議論が拡散したなか、検察関係者は“キム前次官がパク・テファンに五輪の放棄を強要したという内容と関連し、真偽を問うために当時現場にいた関係者を呼んだ”と説明した。
一方、キム前次官はチェ氏の姪っ子である乗馬選手出身チャン・シホ(37)氏が実際に所有したと知られている韓国冬季スポーツ英才センターにサムスングループが16億ウォンを後援するよう強要した疑いなどで21日拘束され、現在調査を受けている。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。