パク・テファンのリオ五輪出場が劇的に決定された。大韓水泳連盟はパク・テファン(27)が含まれた五輪水泳出場選手リストを国際水泳連盟(FINA)に提出した。
大韓水泳連盟は9日、“リオ五輪経営エントリー提出締切であった8日の午後(スイス現地時間)FINAに男子3人、女子5人など8人の選手リストを送った”と明らかにした。国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)がパク・テファンがリオ五輪に国家代表として出場する資格があると判決し、大韓体育会がこれを受け入れた。これで、4月代選抜戦で行われた東亜水泳大会の自由形100m・200m・400.1500mでA基準記録を通過したパク・テファンが紆余曲折の末にリオ五輪最終リストに含まれた。
大韓水泳連盟は8日午後、大韓体育会から国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)の暫定処分決定を確認した後、直ちにエントリーを作成しFINAに提出した。パク・テファンが基準記録を通過した4種目を全てリオ五輪に出場申請した。
彼の五輪出場は遠くて険しい道だった。国際水泳連盟(FINA)は2014年10月30日、パク・テファンのAサンプルで禁止薬物であるテストステロン成分の陽性反応が出たと通知した。検察は2015年2月、“パク・テファンは禁止薬物であることを知らなかった”と捜査結果を発表したが責任を避けることはできなかった。2015年3月23日FINAから資格停止18か月の宣告を受け、仁川アジア大会で取ったメダルは剥奪された。
大韓体育会はドーピング規定違反で競技団体で懲戒を受けてから3年が経たないと国家代表になれないという規定でパク・テファンのリオ五輪出場を許さなかった。パク・テファン側は結局裁判所のドアを叩いた。ソウル東部地裁は7月1日、パク・テファンの仮処分申請を受け入れ国家代表の地位を認めた。さらに、CASの暫定処分結果も大韓体育会のパク・テファンの五輪出場を阻止する名分を失うようにした。
一方、パク・テファンの今季自由形400mの最高記録は4月五輪代表選抜戦を兼ねて行われた東亜大会で作成した3聞44秒26である。これは2016年シーズン世界ランキング6位の記録だ。
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