大韓体育会が水泳国家代表出身パク・テファン(27)の2016リオデジャネイロオリンピック出場を認めないという原則を改めて明らかにした。これに対し、パク・テファン側が国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)に仲裁要請をすることにし、論争が続くようになった。
大韓体育会は16日、ソウルで第3次理事会を開き、既存の国家代表選抜規定を改定しないことにした。
国家代表選抜規定には“体育会及び競技団体で禁止薬物服用、薬物使用許可または煽っている行為で懲戒処分を受け、懲戒が満了した日から3年が経過してない者”を国家代表に選抜しないようにしている。
これにより、2014年9月、ドーピング陽性反応が出たパク・テファンはリオデジャネイロオリンピックに出場できなくなった。
パク・テファンは禁止薬物陽性反応で国際水泳連盟(FINA)から18か月間選手資格停止の懲戒を受け、3月3日、選手の身分を回復した。そして、4月26日、CASに仲裁を申請し、大韓体育会の立場の変化を望み、これを保留した。
リオオリンピックの最終エントリー締切は7月18日であり、CASの判決はその前に出る予定だ。しかし、大韓体育会がCASの判決に従うかどうかは不確かな状況だ。
パク・テファンは4月25日から28日まで行われた国家代表選抜戦を兼ねた第88回東亜水泳ヂ大会で18カ月ぶりの復帰戦を行った。
当時、彼は自由形1500m、200m、400m、100mを席巻し、4冠王に上り、男子選手としてはFINAが決めたリオオリンピック資格記録を唯一全部通過した。
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