輸出好調で5月の韓国経常収支89.2億ドル黒字···32ヵ月ぶり「最大」

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[写真=聯合ニュース]

半導体輸出の好調に支えられ、韓国の5月の経常収支黒字規模が32ヵ月ぶりに最大値を記録した。この1年間黒字を続けてきたが、今年4月に一時赤字を記録した経常収支は1ヵ月ぶりに黒字転換した。

韓国銀行が5日に発表した国際収支暫定統計によると、今年5月の経常収支は89億2000万ドル(約12兆3270億ウォン)の黒字と集計された。

経常収支は今年4月、外国人配当増加の影響で1年ぶりに2億9000万ドルの赤字を記録した後、1ヵ月間黒字転換に成功した。黒字規模も2021年9月の95億1000万ドル以後、32ヵ月ぶりに最も多かった。

今年に入って5月の累積経常収支は254億7000万ドルで、昨年同期(50億3000万ドルの赤字と比べて305億ドル改善された。

項目別に商品収支87億5000万ドルの黒字で、昨年4月以降14ヵ月連続黒字基調を維持した。黒字幅も2021年9月の95億4000万ドル以後、最も大きかった。

輸出は589億5000万ドルで、1年前より11.1%増加した。昨年10月、1年2ヵ月ぶりに反騰した後、8ヵ月連続で増加傾向を見せている。

輸出品目では半導体(53.0%)、情報通信機器(18.0%)、石油製品(8.2%)、乗用車(5.3%)が増加し、鉄鋼製品(-10.9%)は減少した。地域別では東南アジア(30.4%)、米国(15.6%)、中国(7.6%)などへの輸出が好調だった。

輸入は502億ドルで、1年前より1.9%減少し、黒字幅を拡大した。

石油製品(25.7%)・ガス(6.9%)・原油(6.7%)・化学工業製品(-15.9%)・石炭(-35.1%)など原材料輸入が1.0%、半導体(13.1%)・輸送装備(-16.0%)・半導体製造装備(-27.9%)など資本財輸入が3.3%それぞれ減少した。穀物(-16.2%)・乗用車(-11.2%)をはじめとする消費財輸入も2.1%減少した。

サービス収支は12億9000万ドルの赤字だった。赤字規模は1年前(-9億1000万ドル)と比べて大きくなったが、4月(-16億6000万ドル)よりは減少した。

サービス収支のうち、旅行収支が8億6000万ドルの赤字を記録した。韓国人の海外出国増加で赤字幅が4月(-8億2000万ドル)より拡大した。

知的財産権収支は特許権・商標権使用料収入が増え1億ドル黒字転換された。4月に韓国の国内企業が外国人に集中的に配当金を支給する季節的要因が消えた影響だ。

金融勘定の純資産(資産-負債)は5月中に75億8000万ドル増えた。4月に66億ドル減少したが、1カ月ぶりに反発した。

直接投資は、韓国人の海外投資が63億3000万ドル、外国人の国内投資が7億9000万ドルそれぞれ増加した。

証券投資では内国人の海外投資が株式を中心に71億ドル増え、外国人の国内投資も債券を中心に23億2000万ドル拡大した。
 
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