2026. 09. 21 (月)

ドイツ極右AfD、旧東ドイツ州議会選挙で2連勝…メルツ率いるCDUは惨敗

  • AfD、メクレンブルク=フォアポンメルン州で38.2%を獲得し1位…CDUは4.9%で議席なし

  • CDU、ベルリンでも第1党を失う…メルツのリーダーシップに重圧

フリードリヒ・メルツ独首相の写真EPA連合ニュース
フリードリヒ・メルツ独首相 [写真=EPA・連合ニュース]
独国の極右政党、ドイツの代替党(AfD)が旧東ドイツ地域の州議会選挙で連続して第1党に躍進し、勢力を拡大している。一方、フリードリヒ・メルツ首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)は、メクレンブルク=フォアポンメルン州で初めて州議会に進出できず、惨敗を喫した。

20日、ドイツメクレンブルク=フォアポンメルン州選挙管理委員会によると、最終開票結果でAfDは38.2%の得票率を記録し、社会民主党(SPD・35.5%)、左翼党(6.5%)、緑の党(5.7%)を抑えて第1党に立った。

AfDは2021年の選挙での得票率16.7%から2倍以上に引き上げた。全71議席のうち、AfDが32議席、SPDが29議席を確保し、左翼党と緑の党がそれぞれ5議席を獲得する見込みである。

ただし、AfDは過半数の36議席には届かず、他の議会内政党もAfDとの連立を拒否しているため、州政府の構成は難しいと予想される。そのため、SPDが左翼党・緑の党と共に39議席規模の3党連立を構成する可能性が取り沙汰されている。

特にCDUは4.9%の得票にとどまり、議席配分基準の5%を超えられなかった。2021年の13.3%と比較すると、得票率は8.4ポイント減少した。CDUがドイツの16州のうち1つの州議会にも進出できなかったのは、創党以来初めてである。これまでの州議会選挙での最低得票率は1951年のブレーメンで記録した9.0%であった。

AfDは今月初めに行われたザクセン=アンハルト州議会選挙でも44%前後の得票率で第1党に立った。このため、AfDは旧東ドイツ地域で行われた州議会選挙で連続して勝利し、勢力を拡大している。

同日に行われたベルリン州議会選挙でも、既存の与党であるCDUは左翼党に第1党の座を譲った。開票結果では左翼党が25.7%を得票し第1党に立ち、CDUが18.8%、AfDが16.3%、緑の党が14.3%で続いた。CDUと連立を組んできたSPDは12.1%にとどまり、第5党に転落した。CDUの得票率は2023年より9.5ポイント減少した一方、AfDは7.2ポイント上昇した。

左翼党主導の新たな連立が構成される場合、CDUは2023年に22年ぶりに取り戻したベルリン市長の座を再び失うことになる。左翼党、緑の党、SPDが連立を構成する案などが取り沙汰されている。CDU所属のカイ・ベグナー市長は、今年1月のベルリン大停電の際に彼女とテニスをしていたことが問題視され、早々に再選への挑戦を断念した。

今回の選挙結果により、メルツ首相のリーダーシップを巡る議論は一層激化する見込みである。CDUは今月初めのザクセン=アンハルト州議会選挙でAfDに大敗し、メクレンブルク=フォアポンメルンでも史上最悪の成績を収め、ベルリンでも第1党の地位を失った。

ザクセン=アンハルト選挙の敗北以降、CDU内部ではメルツ首相の交代論やSPDとの連立を終わらせて少数政府を構成する案が取り沙汰されている。このような状況で行われた今回の選挙は、メルツ首相のリーダーシップを測る試金石と見なされていた。

メルツ首相は出口調査結果が発表された直後、CDU本部で記者会見を開き、メクレンブルク=フォアポンメルンの選挙結果を「災害」と評した。一方、ベルリンの選挙結果については「まずまず良い」と述べた。

彼は「変化には力が必要である。誰もが拍手を送るわけではなく、一部の分野では成果が現れるまでに時間がかかる」と明言した。続けて「私たちはこの責任を受け入れる。私も我が国を前進させたいので、責任を負う」とし、辞任の意向はないことを明らかにした。



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