2026. 09. 15 (火)

イーチと広汽の合併説が浮上…ビヤディを超える巨大国有自動車グループ誕生か

  • 広汽、14日に株式取引停止…イーチとの株式取得・再編説が広がる

  • 合併が実現すれば年間500万台…ビヤディ・上海汽車を超える可能性も

  • 出血競争の中で業績悪化…政府はM&A・構造改革を支援

広汽(左)とイーチ自動車のロゴ
広汽(左)とイーチ自動車のロゴ

中国の二大国有自動車企業であるイーチ(ディーイー自動車、FAW)と広汽(広州汽車、GAC)の合併説が浮上した。年間販売台数500万台以上の巨大国有自動車グループが誕生するとの見通しも出ている。

広汽グループは14日、上海証券取引所において重要事項公示を理由に、株式取引を一日中停止すると発表した。中国の21世紀経済報は、広汽関係者を引用し、同日の取引終了後に重要な発表が予定されているため、緊急に取引停止が決定されたと伝えた。具体的な発表内容は公開されていないが、市場は両社の合併可能性に重きを置いている。

前日13日には、中国経済メディアの財新がイーチが広汽の株式取得を進めているとし、両社の合弁会社設立の可能性を示唆した。財新は、中国政府の構造改革圧力の下で両社の協力が進められていると報じた。

市場では、イーチがすでに広汽の株式を確保し、2大株主に名を連ねているとの噂も広がっている。イーチの関連会社の関係者が広汽の取締役会に参加するとの情報もある。

イーチグループと広汽グループは、中国南北地域を代表する二大国有自動車企業であり、それぞれ吉林省長春と広東省広州に本社を置いている。

イーチはフォルクスワーゲン・アウディ・トヨタなどと、広汽はトヨタ・ホンダなどと合弁事業を展開している。イーチと広汽が統合される場合、フォルクスワーゲン・アウディ・トヨタ・ホンダなどのグローバル完成車メーカーとの合弁事業にも影響を与える可能性がある。

今回の合併説は、中国自動車市場で供給過剰の中、出血競争が激化している中で浮上したものである。この影響で、イーチと広汽は業績不振を免れない状況にある。特に広汽は昨年約88億元(約1兆7600億ウォン)の赤字を計上し、今年上半期にも44億元を超える赤字を記録しており、今年も大規模な赤字が続く可能性が高まっている。イーチも今年上半期の売上が前年同期比で15%以上減少した。

特に電気自動車への転換が加速する中国市場において、両社は新エネルギー車競争で相対的に苦戦している状況である。中国自動車市場の価格競争が激化する中、電気自動車への転換に対応し、国有自動車企業の競争力を高めるための構造改革が本格化しているとの分析がある。

21世紀経済報は、両社の合併が実現すれば年間販売台数が500万台を超え、ビヤディや上海汽車グループ(SAIC)を上回り、中国最大の自動車グループに成長する可能性があると予測している。

実際、イーチと広汽の合併説は2025年から提起されていた。特に今回は、中国政府の国有企業の買収・合併構造改革推進戦略に基づいて行われるのではないかとの分析がある。

先日、中国のマクロ経済計画を総括する国家発展改革委員会(発改委)は、11日に合同記者会見を開き、大企業の改革を積極的に支援し、市場化・法治化の方式で企業間の買収・合併と構造改革を推進すると発表した。また、核心企業が研究開発と生産資源を効果的に統合し、製品設計と技術開発における同質化競争を回避するよう支援すると強調した。

ただし、中央政府傘下の国有企業(イーチ)と地方政府傘下の国有企業(広汽)の株式を連携させる作業にはさまざまな利害関係が絡んでおり、実際の推進には少なからぬ難関が予想される。昨年、中国政府は東風自動車と長安自動車の統合・再編を推進したが、最終的に両社は既存の独立法人を維持する方向で整理された。





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