ヒマラヤの豊富な水資源を利用して水力発電輸出国への飛躍を目指すネパールの成長戦略が、今回の大洪水で試練に直面した。インドや中国など周辺国とのエネルギー・災害対応構造が自然災害の前でどれほど脆弱であるかを示す分析がなされている。
ネパールは国土の大部分が山岳地形であり、ヒマラヤから発する河川の落差が大きく、水力発電に有利な条件を備えている。アメリカ商務省によれば、ネパールの技術的水力発電潜在能力は約8万3000メガワット(MW)であり、そのうち4万MW以上が商業的に開発可能と推定されている。
ネパール政府が水力発電を主要な成長エンジンとする理由もここにある。特にネパールは雨季に水力発電量が増加する特性を活かし、余剰電力をインドやバングラデシュなどに輸出する「電力輸出国」への飛躍を模索してきた。アメリカ商務省によると、ネパールは雨季の6月から9月にインドに最大1000MWを輸出し、乾季(10月から5月)にはインドから電力を輸入している。
問題は、ネパールの電力輸出拡大にはインドとの協力が不可欠である点である。ネパールの対バングラデシュ電力輸出はインドという「門番」を通過しなければならないからである。
環境専門メディア「ダイアログ・アース」は、ネパールとバングラデシュが直接国境を接していないため、ネパールの電力はインドの送電網を経由しなければならず、輸出量の拡大にもインドの承認と協力が必要であると報じた。報道によれば、実際に6月、ネパールはバングラデシュへの電力輸出量を60MWに増やそうとしたが、インドが送電網の容量を理由に追加20MWの輸出を承認せず、40MWのみの輸出となった。
さらに、今回の大洪水により発電施設が被害を受け、ネパールは雨季にも電力不足を懸念しなければならない状況となった。ネパール電力公社によれば、今回の災害で水力発電所が被害を受け、ネパール全体の発電設備の約10%が影響を受けた。ネパールはこれにより、通常の電力輸入時期よりも早くインドから電力を供給してもらうための事前承認を求めた。
今回の大洪水は、ネパールのエネルギー安全保障だけでなく、災害対応体制が周辺国とどれほど緊密に結びついているかも示した。特に洪水の発生地に近い中国チベット地域の氷河や水系に関する情報共有の問題が浮上した。
ロイターの報道によれば、両国は5月末に洪水・氷河災害対応のための協力策を議論したが、ネパール側はその後、中国から十分な情報を受け取れなかったと主張している。一方、中国は必要な情報を適時に提供したとの立場である。
ヒマラヤの河川や氷河、気候リスクが国境を越えてつながっているため、周辺国間で水門・気象・氷河情報をリアルタイムで共有し、国境を越える早期警報システムを構築する必要性が高まっている。
アメリカの外交専門誌「ザ・ディプロマット」は1日、今回の洪水で中国チベット地域の「情報の空白」が再び浮き彫りになったと指摘した。中国政府が外国メディアや外交官、研究機関のチベットへのアクセスを長期間制限しているため、災害状況でも現地の被害や住民の支援ニーズを外部から独立して把握することが難しいという主張である。これは、比較的自由な取材と情報公開が行われているネパールと対照的であると「ザ・ディプロマット」は評価した。
* この記事はAIによって翻訳されました。
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