2026. 09. 02 (水)

金明洙前合参議長、内乱容疑の初公判で「特検が事実を歪曲」

  • 弁護人「起訴事実を全て否認」…反論内容を文書意見書で提出予定

  • 鄭鎭八・金興俊・李在植も無罪主張…「違憲・違法性を認識していなかった」

  • 裁判所、合参指揮統制室の現場検証も実施…「参考用に活用」

12・3緊急戒厳時に戒厳司令部を構成するなど内乱に加担した疑いで起訴された金明洙前合参議長が1日、ソウル・瑞草区のソウル中央地裁で開かれた初公判に出席し、取材陣の質問に答えている。
12・3緊急戒厳時に戒厳司令部を構成するなど内乱に加担した疑いで起訴された金明洙前合参議長が1日、ソウル・瑞草区のソウル中央地裁で開かれた初公判に出席し、取材陣の質問に答えている。 [写真=聯合ニュース]

12・3緊急戒厳時に戒厳司令部の構成に関与し、武装兵力の国会投入を黙認・正当化するなど内乱に加担した疑いで裁判にかけられた金明洙前合参議長と戒厳軍の核心参謀陣は、初公判で容疑を全面的に否認した。

ソウル中央地裁刑事合議37-2部(部長判事オ・チャンソプ・リュ・チャンソン・チャン・ソンフン)は1日、内乱重要任務従事・部下犯罪不真実容疑などで起訴された金前議長と鄭鎭八前合参副長、金興俊前陸軍本部政策室長、李在植前合参戦備態勢検査室長に対する公判期日を進行した。

2次総合特別検査チーム(権昌英特別検査)は公訴事実の要旨を朗読し、金前議長が緊急戒厳宣言直後に全軍の警戒態勢を2級に引き上げ、緊急戒厳に軍事的緊急性を付与し、首都防衛司令部と特殊戦司令部にも「戒厳司令部の任務を優先して遂行せよ」と命令し、戒厳軍の不法任務遂行を合参が命じた形で正当化したと指摘した。

また、参謀陣の兵力撤収の提案を無視し、合参議長として不法な兵力投入を中止させるべき作為義務を果たさなかったと厳しく非難した。

鄭前副長ら参謀陣3名についても、戒厳司令部布告令1号の作成・伝播、警察力の増強指揮、武力行使の助言、国会解散決議後の第2迅速対応師団など追加兵力投入を試みた核心共犯であると強調した。

これに対し、金前議長側の弁護人は「公訴事実を全て否認する」とし、詳細な反論内容は文書意見書で提出すると明らかにした。金前議長も裁判に先立ち法廷外で取材陣に対し「特検が事実を一方的に主張し歪曲しているが、事実と真実に基づいて法廷で名誉を取り戻す」と述べた。

共に裁判を受けた鄭前副長、金前室長、李前副長側の弁護団も「緊急戒厳宣言及び布告令発令の違憲・違法性を当時全く認識していなかった」とし、容疑を全面的に否認し無罪を主張した。

特に鄭前副長側はプレゼンテーション(PPT)を通じて「33年間国家に献身した軍人が内乱に加担する犯行動機は全くない」とし、「当時、暴力や武器使用、追加兵力投入に反対の意見を出していたにもかかわらず、特検が文脈を歪曲して公訴を提起した」と反発した。

李前副長も被告人発言を通じて「不法な意図や目的を全く知らない状態で上司の指示に従い、通常の参謀業務を遂行しただけだ」と主張した。

双方の意見を聞いた裁判所は、公訴状に感情命令(裁判で特別な知識が必要な場合、法廷が専門家に調査を命じる証拠調査手続き)を発令した部分と不真実(完全な法的性質や要件を備えていない状態)部分でいくつかの矛盾点があり、緊急戒厳時の特戦司令権が合参議長にあるのが正しいのかなど、軍指揮体系全般に関する正確な説明を記載するよう特検側に求めた。

また、公訴状に「3名(鄭鎭八、金興俊、李在植)が行った」といった文言が頻繁に登場すると指摘し、3名が同時に提案したのか、各々がどのような行動をしたのかなどをより正確に記載するよう指示した。

一方、裁判所はこの日午後4時に緊急戒厳時に戒厳司令部の状況室が設置されていた合参地下戦闘統制室・作戦会議室に対する非公開現場検証を実施する。国防部側が軍事保安を理由に裁判所構成員の出入りのみを許可したため、特検と弁護団は同席しないことにした。

裁判所は「現場検証の結果を主要な直接証拠として使用するのではなく、今後の証人の法廷での証言と当時の状況を正確に理解するための参考用に活用する」と説明した。

さらに、裁判所は今後、拘束被告人の審理経過と証人尋問の効率性を考慮し、被告人ごとに手続きを一部分離して進行することを決定した。

なお、今月10日に開かれる公判には、核心証人である朴安洙前戒厳司令官(前陸軍参謀総長)が法廷に出席し、本格的な証人尋問が行われる予定である。




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