2026. 09. 02 (水)

[2027年度予算案] 知識財産庁、来年度予算7106億円で過去最大…IPの収益化・技術保護に集中

知識財産庁の写真
写真=知識財産庁
知識財産庁は2027年度予算案として、今年より12.7%増の7106億円を編成した。知識財産(IP)の収益化、核心技術の保護、地域IPエコシステムの構築、人工知能(AI)を基盤とした知識財産行政の転換に投資を集中する計画である。

知識財産庁は2027年度予算案を今年6308億円より798億円増加した7106億円で編成したと発表した。知識財産庁設立以来初めて編成された予算案であり、増加規模は過去最大である。

特に、知識財産の創出・活用・保護などに直接投入される主要事業費は、今年4146億円から来年4731億円に584億円(14.1%)拡大した。

知識財産庁は来年度予算を、アイデア・知識財産の収益化、技術・知識財産の保護強化、地方主導型IPエコシステムの形成、知識財産AI大転換(AX)など4つの分野に重点的に投入する計画である。

まず、優れた特許を実質的な収益に結びつけるための支援を強化する。国内の優れた特許が海外ライセンスなどを通じてロイヤリティ収益を創出できるように、「グローバル技術覇権源特許確保支援」事業を新設し、130億円を投入する。

革新企業の資金調達を支えるための母体組合出資も再開する。来年度予算案に200億円を新たに編成し、民間投資を誘導し、海外収益化ファンドを拡大して知識財産の収益化を支援する方針である。

中小企業の優れた技術を革新製品に結びつけるための事業化支援も拡大する。「IP基盤技術事業化戦略支援」予算を今年100億円から来年251億円に151億円増加する。知識財産取引支援予算も47億円から64億円に拡大し、IP取引専門官は22名から36名に増員する。

大学と公共研究機関が保有する技術の民間活用も促進する。技術事業化組織(TLO)を対象にIP取引・事業化コンサルティングを提供する「TLOビルドアッププロジェクト」を新設し、27億円を投入する。

また、国家核心技術と企業の知識財産保護のための投資も強化する。半導体や造船など主要産業別に保護が必要な核心分野を発掘し、企業の技術管理体制を診断して、カスタマイズされた保護戦略を提供する「超格差競争力強化技術流出防止体制構築」事業に123億円を新たに編成した。

知能化する偽造商品流通や産業スパイ犯罪に対応するための知識財産保護R&Dも初めて新設する。「知識財産保護技術開発」に25億円を投入し、K-ブランドの偽造商品の海外流通に対応するためにインターポールなどとの国際協調捜査も推進する。

地域の郷土資産や特化産業を知識財産に転換し、若者の創業や企業成長を支援する事業も本格化する。

さらに、「IP基盤企業成長支援」事業に173億円を新たに編成し、地域の郷土資産を活用した事業アイデアの発掘やブランド・デザイン開発を支援する。地域特化産業を基盤に創業に挑む若者には、IP観点の事業化戦略や製品開発などを総合的に支援する。

若者の創業者に出願費用など必要な知識財産サービスを適時提供する「若者IPバウチャー」事業も推進する。中部圏のKAISTと南東圏のPOSTECHで運営されてきた次世代の優れた企業人教育は西南圏まで拡大する。関連予算は今年14億円から来年21億円に増加する。

知識財産行政のAI転換にも加速をかける。迅速かつ正確な特許審査・審判サービスを実現するためにAIを活用した次世代特許検索システムを開発し、43億円を新たに投入する。

また、一般市民の知識財産情報へのアクセス性を高めるためのAIサービスも拡大する。知識財産情報検索サービス(KIPRIS)にAI基盤の要約・比較機能を提供する「KIPRIS Easy特許AIエージェント」運営に17億円を編成する。知識財産紛争情報を検索・加工する特化AIエージェント開発にも21億円を新たに投入する。

金容宣知識財産庁長は「今回の予算案は知識財産庁設立後に編成した初の予算案であり、知識財産庁の新しいビジョンと政策を反映したものである」と述べ、「政府R&Dから創出された海外特許の収益化を積極的に支援し、海外技術流出の脅威から国家の先端戦略産業を徹底的に保護するために集中投資する予定である」と明らかにした。

続けて「アイデアと知識財産が成長資産となる革新生態系を創造し、代替不可能な韓国の経済大飛躍を牽引する」と付け加えた。




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