2026. 09. 01 (火)

米国とイラン、約1か月ぶりに武力衝突再開…中東の緊張再燃

  • 米国、ララク島を空爆

  • イラン、UAE・ヨルダンの米軍基地に報復攻撃

イラン・テヘランのイスラム革命防衛隊(IRGC)航空宇宙軍博物館に展示されたイランのミサイル。写真=ロイター・聯合ニュース
イラン・テヘランのイスラム革命防衛隊(IRGC)航空宇宙軍博物館に展示されたイランのミサイル。 [写真=ロイター・聯合ニュース]
米国がイラン南部ホルムズ海峡のララク島を空爆したのを受け、イランはヨルダンとアラブ首長国連邦(UAE)の米軍施設およびホルムズ海峡内の米軍艦船を攻撃し、反撃に出た。これにより、しばらく静寂を保っていた両国は約1か月ぶりに再び武力衝突の局面に突入した。

30日(現地時間)、ロイター通信などの報道によると、米軍はこの日、イラン南部ララク島にあるイスラム革命防衛隊(IRGC)のロケット発射台2か所を空爆した。米中部司令部(CENTCOM)はソーシャルメディア「X」(旧Twitter)を通じて「ホルムズ海峡で差し迫った脅威をもたらしていたIRGCの機雷部隊に対して、制限的かつ精密な措置を講じた」と述べた。また、「イランが脅威を作り出したため、米軍は民間船員や商船、グローバルな貿易の自由な流れを保護するためにこれを排除した」と強調した。

米軍の空爆により、イラン側にも死傷者が出たとされる。イランの半官営通信社タスニムは、今回の空爆で少なくとも2人が死亡し、2人が負傷したと報じた。

米軍がイランを直接攻撃したのは、先月29日以来約1か月ぶりである。その後、トランプ政権は軍事攻撃の代わりにイラン政権の資金源を遮断するための大規模な経済制裁を中心に圧力を続けてきた。

イランは空爆直後に報復に出た。イラン軍はUAEのアルミナッド空軍基地にドローン攻撃を行い、米軍の兵力とヘリコプターが配置されている地点を攻撃したと発表した。この攻撃はララク島の空爆でIRGCの隊員と民間人が死亡したことへの報復であると主張した。

ヨルダン内の米軍基地にもミサイル攻撃が続いた。ヨルダン軍は自国の領空に侵入したミサイル8発を迎撃したとし、現地メディアはアカバ近郊で複数回の爆発音が聞こえたと報じた。IRGCはヨルダンの米軍基地2か所を弾道ミサイルで攻撃し、基地内の技術・整備施設や戦闘機配置地域を攻撃したと主張した。また、「すべての攻撃にはより強力な対応が続く」とし、追加の報復も警告した。

イランはホルムズ海峡でも攻勢を続けた。イラン国営プレスTVはイラン軍が海峡にある米軍艦船に向けてミサイルを発射したと報じた。IRGCは米軍のMQ-9無人機を撃墜したとも主張した。

マスード・ペジェシキアンイラン大統領は米軍のララク島空爆後に声明を発表し、強硬な対応方針を示した。彼は「イランは戦争を望んでいない」としながらも、「いかなる侵略にも決して黙っていない」と述べた。続けて「イランが攻撃を受けた場合、侵略者に対して断固たる対応をする」とし、「地域の不安定と混乱はどの国にも利益をもたらさず、すべてにとって脅威となる」と警告した。

一方、トランプ大統領は対イラン圧力を強化した。この日、彼は自身のソーシャルメディア「トゥルースソーシャル」にイラン・ハルグ島の石油貯蔵タンクとタンカーが爆発する様子を描いた人工知能(AI)生成の映像を投稿し、「ハルグ島が粉々になっている」と記した。ハルグ島は戦争発生前にイランの原油輸出の大部分を処理していた重要拠点である。

彼はフォックスニュースとのインタビューでも「イランが核兵器を持つことを許すことはできず、彼らは核兵器を持つことはない」と既存の立場を再確認した。また、イランを「崩壊しつつある国家」と呼び、戦争初期にイランが湾岸諸国を攻撃したことについて「皆が衝撃を受け、私も驚いた」と述べ、「彼らは持っていたすべての支持を失った」と語った。

専門家はララク島空爆により、イラン内部でIRGCに対する強硬対応の圧力がさらに高まる可能性があると分析している。

モハマド・エスラーミテヘラン大学研究員はアルジャジーラに対し、米国との交渉を巡りIRGCがすでに国内の一部勢力から圧力を受けており、今回のララク島とIRGC拠点攻撃によりその圧力が一層強まる可能性があると予測した。



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