2026. 08. 26 (水)

SKハイニックスの労使交渉、25票差で否決…成果給の現金比率を巡る組合員の意見対立

  • PSの60%自社株支給案が足かせ…賃金6.3%引き上げにも否決

  • 接戦結果に労使の負担…現金選択権拡大が核心争点

SKハイニックスの建物前のロゴ写真
SKハイニックスの建物前のロゴ [写真=SKハイニックス]

SKハイニックスの労使は、2ヶ月間の交渉の結果、今年の賃金および団体協約(임단협)の暫定合意案が組合員投票で25票差で否決された。賃金6.3%の引き上げと福利厚生の拡大にもかかわらず、成果給である超過利益分配金(PS)の60%を自社株で支給する案が組合員の同意を得られなかった。労使は再び交渉のテーブルに着き、成果給の支給方法を調整する見込みである。

25日の業界によると、SKハイニックスの労働組合は同日午前9時に締切を迎えた暫定合意案の電子投票で、反対7535人で50.08%を記録した。賛成は7510人で49.92%であった。全組合員1万6083人のうち1万5045人が投票し、投票率は93.81%に達した。

今回の否決は、賃金引き上げ自体よりも成果給の支給方法が決定的な変数となったと考えられる。労使は以前、賃金6.3%の引き上げとともに、PSの40%を現金で支給し、60%を自社株で支給する暫定合意案を策定した。自社株のうち40%は当年に売却可能で、20%は2年にわたり繰延支給される構造であった。

特に、来年初めに支給される2026年度分のPSには例外が設けられた。当年に売却可能な自社株40%を現金で選択できるようにし、最大80%まで現金受領が可能となった。それにもかかわらず、全体の暫定合意案は否決された。

組合内部では自社株支給に対する負担が大きかったと解釈される。現金成果給は支給時点に報酬が確定するが、自社株は株価によって実際の価値が変わる。一部の自社株は一定期間の売却も制限される。一方、会社側は自社株を通じて構成員と株主の利害関係を連携し、現金流出の負担を軽減できる。両者の利害関係が衝突する地点である。

今回の案は、昨年合意した成果給制度から支給方法を大きく変更したものである。SKハイニックスの労使は昨年、営業利益の10%をPSの財源と定め、支給上限を廃止した。この体制を10年間維持することに合意し、その際にはPSの80%を当年現金で支給し、20%を2年にわたり繰延支給する方式であった。

今年の交渉では、AI半導体の好況により業績が大幅に増加した状況で、成果給の支給方法を巡って再度交渉が行われた。会社は構成員の報酬と株主価値を連携させる方式を提案した。組合の立場では、成果給の規模が大きくなるほど現金と株式のどちらで支給されるかが実質的な報酬水準に影響を与える可能性がある。

再交渉では、暫定合意案の全体の枠組みよりもPS支給方法が核心争点となる可能性が高い。自社株支給比率を下げるか、現金選択権を拡大する案が議論の対象となる可能性がある。ただし、会社がすでにかなりの部分で譲歩しているため、組合が要求する水準まで現金比率を高めるかは不透明である。

特に、今回の投票結果が賛成49.92%と反対50.08%で分かれた点も変数である。組合内部の意見が事実上二分されているため、再交渉過程で一方の要求のみを反映することは難しい状況である。既存の合意案に一部修正案を加える形で接点を見つける可能性が取り沙汰されている。

SKハイニックスは過去にも暫定合意案が否決された後に再交渉に入った前例がある。2023年と2024年にも、임단협の暫定合意案が組合員投票で否決され、労使が追加交渉を行った。

今回の再交渉は、賃金水準よりも成果報酬制度の持続可能性を巡って労使が再び綱引きを行う過程となる見込みである。AI用メモリ需要が拡大する中で、SKハイニックスの業績と成果給規模が増加したため、現金報酬に対する組合員の要求と会社の株主価値向上および現金管理の必要性をどのように折り合いをつけるかが鍵となる。



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