2026. 08. 10 (月)

一人世帯820万人時代の韓国…消費市場を塗り替える「ソロエコノミー」の波

롯데마트 관계자가 서울 송파구 롯데마트 제타플렉스 잠실점 간편과일 매대에서 소용량 조각과일을 홍보하고 있다 사진롯데마트
[写真=ロッテマート]

韓国において単身世帯の割合が全体の40%に迫る中、国内の消費市場が「少量・実用性・利便性」を軸に急速な構造転換を迎えている。世帯構成の根本的な変化に伴い、大容量のまとめ買いという従来の公式が崩れ、必要な分だけをその都度消費する「ソロエコノミー(1人世帯中心の経済)」が定着しつつある。

国家データ処によると、2025年11月時点の国内の1人世帯数は前年比2.5%増の824万4000世帯を記録した。これは全体の一般世帯(2249万世帯)の36.6%に相当し、過去最高を更新。2人世帯(29.5%)、3人世帯(18.7%)、4人以上世帯(15.2%)を引き離して圧倒的な割合を占めている。年齢別では60代が17.7%で最も多く、次いで30代(17.5%)、20代(16.9%)の順となった。

消費市場において、1人世帯は今や「大口顧客」としての存在感を放っている。リテール分析サービス「ワイズアプリ・リテール」が新興流通の強豪3社(オリーブヤング、ダイソー、ムシンサ)における決済推定金額を調査したところ、アパレルプラットフォーム「ムシンサ」の1人世帯による決済割合は47.4%と半分に迫った。「オリーブヤング」と「ダイソー」でもそれぞれ44.4%、29.7%を記録している。
 
그래픽아주경제 미술팀
[資料=国家データ処]


こうした動向を受け、1人世帯をターゲットにした市場の変化も鮮明だ。かつて3〜4人世帯を想定していた薄利多売型の大容量割引購入は、1人世帯にとって無駄や余剰品の処分負担と映るようになった。その結果、1回で消費しきれる小容量・小分けパッケージ製品や、注文後すぐに届く即時配送サービスがその座に取って代わっている。

流通、外食、デリバリー業界も1人世帯に最適化した体質改善に総力を挙げている。加工食品や弁当が中心だったコンビニ業界では、1000〜3000ウォン台の極小分け生鮮食品や簡便食のラインナップを大幅に拡充している。大型スーパーに足を運ばずとも、自宅の近くで1人分の食材を手軽に調達したいという需要の高まりを受けた戦略だ。

外食業界では、2人前以上を前提としていたメニューを1人用の膳やセットへと刷新。出前の「配達の民族(ペミン・Baemin)」や「クーパンイッツ」といったデリバリー業界も、少額注文サービスで1人世帯の取り込みを図っている。ペミンが昨年4月に導入した少額注文サービス「ハングルッツ」(一皿や一杯の意味)は、昨年だけで累計注文数が2700万件を突破。今年7月の1カ月間でも、同サービスの注文数は前年同期比21%増を記録した。

専門家らは、少額の定期購読やカスタマイズされた小ロット構成など、1人客の消費傾向に寄り添った商品体系の整備こそが、企業の強力な競争力になると分析する。

世宗(セジョン)大学経営学部のキム・デジョン教授は、「1人世帯の増加は消費市場のパラダイムを根底から変えている」とし、「過去の大規模・家族中心の消費から脱却し、個人向けに最適化されたカスタム消費とプレミアム消費が急速に拡大しているトレンドだ」と診断した。

さらに、「企業は今後、『家族』ではなく『個人』を軸に商品やサービスを設計してこそ競争力を確保できる」とし、「今後はAI基盤の超パーソナライゼーションサービスと適合型消費が、韓国消費市場の最も重要な成長エンジンになるだろう」と付け加えた。
 
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