2026. 07. 25 (土)

ポスコ、韓国初の先端製造インキュベーションセンターを開所…スタートアップ育成を本格化

포스코그룹 첨단제조 인큐베이팅센터 전경 사진포스코그룹
[写真=ポスコグループ]

ポスコグループ(POSCO Group)が22日、慶尚北道浦項(キョンサンブクト・ポハン)市に韓国初となる「先端製造インキュベーションセンター」を開所し、地域の製造スタートアップ生態系(エコシステム)の活性化に本格的に乗り出した。

今回開所した「RIST先端製造インキュベーションセンター」は、ポスコ傘下の浦項産業科学研究院(RIST)の実用化研究力をベースに、ポスコグループと中小ベンチャー企業部、慶尚北道、浦項市などの官民が協力して造成した韓国第1号の製造スタートアップ育成拠点だ。同センターは地上2階、延床面積4074平方メートルの規模で、最大10社が入居できる。

一般的に製造スタートアップは、優れた技術を開発しても、試作品の製作や実証、量産設備の構築に数十億ウォン規模の資金が必要となるため、事業化の段階で挫折する、いわゆる「デスバレー(死の谷)」に直面ケースが多い。ポスコグループは今回のセンターを通じて、グループが保有する実証設備や研究インフラを共有し、これらの企業がデスバレーを克服できるよう密着支援する方針だ。

センター内には、製品の実証に不可欠な冷却水や圧縮空気、6大産業ガス(水素、窒素、酸素など)といった公用インフラが構築されている。さらに、RISTが試験・分析、信頼性評価、工程設計技術などを多角的にサポートする。

ポスコグループは、自社が保有するベンチャー育成、製造、研究開発(R&D)、マーケティングのノウハウを総動員し、入居企業の成長を牽引する計画だ。具体的には、▲有望ベンチャー企業の発掘 ▲R&D支援 ▲設備・工程のスケールアップ ▲事業化 ▲グローバル販路の確保――など、インキュベーションの全過程を担当し、中小ベンチャー企業部と慶尚北道が運営面を後押しする。

これにより、入居企業は技術開発から実証・量産、投資誘致および事業化、さらには工場設立に至るまで、全周期にわたる体系的な支援を受けられるようになる。

同センターの開館は、ポスコグループがこれまで推進してきたベンチャー育成プラットフォーム「チェンジアップ(CHANGeUP)」の延長線上にある。ポスコグループは、自社の戦略事業とシナジーが期待できる有望企業を早期に発掘して直接投資やR&D支援を行い、ひいてはグループの未来の成長動力の確保へと繋げる戦略に注力してきた。

現在、センターには昨年ポスコホールディングスの「企画創業第1号」に選定されたエンフォラス(ENPHORUS、高温水電解水素生産)をはじめ、ソーラーライズ(SOLARISE、太陽光インバータ生産)、ベリーコアマテリアルズ(VERYCORE MATERIALS、環境配慮型コーティング剤生産)、イーエーフォス(EA-Phos、二次電池溶媒抽出剤生産)など、ポスコグループから直・間接的な投資や研究支援を受けた4社がすでに入居を完了している。

ポスコグループの関係者は、「今後も地域の製造ベンチャーの成長を支援し、質の高い雇用と新事業の創出を通じて、地域の均衡発展(地方創生)に持続的に貢献していく」と強調した。
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