2026. 07. 08 (水)

KAI、韓国初の農林衛星「次世代中型衛星4号」の打ち上げに成功…宇宙ビジネス拡大へ

Courtesy of the Korea Aerospace Research Institute
[写真=KAI]

韓国航空宇宙産業(KAI)が開発を総括主導した「次世代中型衛星4号」が、現地時間7日午前12時12分、米カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられた。同衛星は午前3時5分、ノルウェーのスヴァールバル地上局との交信に成功し、軌道投入が確認された。

次世代中型衛星4号は、広域観測が可能な「農林専用衛星」だ。今後、農作物の生育状況や農業水資源、森林資源の観測といった任務を担うことになる。

同衛星は、観測幅120km、解像度5m級の画像データを基に、農作物の作況分析や温室効果ガスの算定、森林資源の予測など、公共分野における多様な需要に対応することを目指す。さらに、森林破壊や山火事による被害なども精密に観測し、政府の災害対応システムの高度化にも寄与する見通しだ。

これまで韓国国内には農林分野を専門に担当する観測衛星がなかったが、今回の開発成功により、国内初となる独自の農林専用観測衛星を確保することとなった。

衛星は今後、本体システムなど機体の作動確認や初期運用プロセスを経て、来年上半期中に本格的な任務を開始する予定だ。

KAIのキム・ジョンチュル代表取締役は、「今年5月の次世代中型衛星2号の打ち上げ成功に続き、今回の4号も成功裏に終わったことは、官民協働で成し遂げた『ニュースペース(民間宇宙開発)時代』の象徴的な成果だ」と強調。「今回の成功を足がかりに、KAIは衛星の輸出や宇宙サービス事業を拡大し、宇宙経済強国の実現に貢献していく」と強い意欲を示した。
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