SKグループが、韓国全土を網羅する人工知能(AI)インフラの構築に乗り出す。AIデータセンター(DC)を各地に段階的に造成し、龍仁(ヨンイン)・清州(チョンジュ)・西南圏を結ぶ「半導体生産ベルト」を構築することで、AI産業の核心基盤を国内に確保する構想だ。
SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は29日、青瓦台(大統領府)迎賓館で開かれた「大韓民国大躍進3大メガプロジェクト国民報告会」にて、このような中長期投資戦略を発表した。
今回の戦略は大きく2つの軸で構成される。まず、SKテレコムを中心としたAIデータセンター構築することで、全国に計15ギガワット(GW)規模のDCを構築する計画だ。これには約1000兆ウォン規模の投資が見込まれている。続いてSKハイニックスを中心とした半導体生産能力の拡充し、総額1100兆ウォン規模を投じ、AIメモリーの供給力を大幅に強化する。
SKは、AIモデルの学習・推論需要の急増に伴い、高性能コンピューティングインフラの確保が国家競争力の鍵になると判断。韓国の安定した電力供給と高性能AI半導体の生産能力を強みに、アジア太平洋(APAC)地域のAIインフラハブを目指す。
半導体分野では、世界的なAI半導体・高帯域幅メモリー(HBM)の需要拡大に対応し、生産拠点の高度化を進める。
地域別に、龍仁クラスターは4番目のファブ(工場)建設を当初の予定より12年繰り上げ、2033年までに完了させる。設備投資を含め計600兆ウォンが投入される予定だ。清州拠点には約100兆ウォンを投資し、NAND型フラッシュメモリの新工場建設やHBMの後工程(最先端パッケージング)能力を強化する。また西南圏の新クラスターを通じて、中長期的な需要を見据えた次世代拠点として推進する。大規模な敷地とインフラ確保が可能な地域を選定中で、本格化すればファブ建設などに計400兆ウォンが段階的に投入される。
崔会長は「今回のプロジェクトは、韓国がAIを消費する国から『AIを輸出する国』へと転換する基盤になるだろう」と強調し、「グローバルなAIエコシステムを主導していく」と意欲を示した。
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