![[写真=LG化学]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/10/02/20251002221415931503.jpg)
LG化学が子会社であるLGエネルギーソリューションの持分を活用して2兆ウォンの資金を調達し、流動性確保に乗り出す。
LG化学は1日、子会社のLGエネルギーソリューション株式を活用したPRS(株価収益スワップ)契約を締結する予定だと公示した。
PRS(Price Return Swap)は企業が子会社株式などを基礎資産とする派生商品契約であり、契約期間中に証券会社など投資家に手数料を支給し、株価変動分にともなう差額を精算する方式だ。
LG化学は子会社のLGエネルギーソリューションの持分81.84%を保有している筆頭株主で、今回のPRS契約の基礎資産はLGエネルギーソリューション普通株575万株だ。 契約期間は3年であり、基準金額は前日終値である1株当り34万7500ウォンが適用された。 株式処分に伴う売却代金は11月3日に受け取る予定だ。
今回の資金調達は、石油化学産業の低迷などによる脆弱な財務構造を改善するためのものと分析される。 LG化学の石化産業は中国発の供給過剰に加え、グローバル需要の低迷まで重なり、長期低迷に見舞われている。 LG化学は今年第2四半期の石油化学部門で904億ウォンの営業損失を記録した。
LG化学関係者は“確保した資金を先端素材、バイオなど新成長動力に投入された借入金償還を通じた財務構造改善など企業価値向上に活用する計画”と答えた。
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