![[写真=現代自動車グループ]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/08/20/20250820164659841344.png)
現代自動車グループがSDV(ソフトウェアを中心に進化する自動車)時代の加速化に向け、中核協力会社と最新技術標準やSW開発システムを共有し、協力基盤を強化した。
現代自動車グループは20日、現代モービス、現代ケピコ、ボッシュ、コンチネンタル、HLマンドなど国内外の主要制御器分野の協力会社計58社のエンジニアリング核心人材が参加した中、「Pleos(プレオス)SDVスタンダードフォーラム」を開催したと明らかにした。
今回のフォーラムは、自動車産業がハードウェア中心からソフトウェア中心に転換される中、グループが本格的なSDV量産を準備する過程で、従来のサプライチェーン構造を革新し、業界全般の対応力量を高めるために設けられた。
SDVはハードウェアが完成する時点で機能が固定される従来の車両とは異なり、車両出庫後も持続的なソフトウェアアップデートと機能拡張が可能なプラットフォームとして定義されている。 SDVが実際に量産されるためには完成車メーカーだけでなく、部品メーカー、ソフトウェア開発会社、セキュリティ・診断・検証分野まで含めた全分野の開発環境がソフトウェア中心に再編されなければならず、これを後押しする標準と協力体系が必要だ。
現代自動車グループは同日のフォーラムを通じ、SDV転換に必要な最新技術標準と開発体系を協力会社に共有し、ソフトウェア中心の協力体系を事前に構築することで、産業生態系の転換速度を一層加速化するという戦略だ。
フォーラムは現代自・起亜のAVP本部長であるソン·チャンヒョン社長の基調演説で始まり、△SDV量産のための車両開発方式の転換 △最適化されたハードウェアと柔軟なソフトウェアアーキテクチャCODA適用 △Pleos Vehicle OSを通じた車両ソフトウェア開発 △持続拡張可能な外部デバイス標準化構造(Plug & Play) △OEM-協力会社間の統合ソフトウェア開発ツールシステムなど5つのセッションで行われた。
各セッションは3月に開かれた開発者カンファレンス「Pleos 25」で発表された方向性を一段階具体化したもので、現代自・起亜と42dotの技術担当役員が直接発表およびパネル討論と質疑応答を通じ、SDV転換過程で直面する課題とこれに対応するための戦略を説明した。
特に、セッションの中でSDV開発を支援する標準化されたソフトウェア開発体系を紹介し、協力会社がこれを自社の開発環境に適用できる具体的なガイドを提示した。
この体系はソフトウェア仕様定義から機能検証、開発イシューおよび産出物管理に至る全過程を遂行できるように構成されており、現代自動車グループと協力会社がセキュリティを維持したまま開発データをリアルタイムで連係・共有できるのが特徴だ。
標準化された開発環境が導入されれば、車両の数多くの制御器を開発する各協力会社の力量をより有機的に結合させ、ソフトウェア開発の効率性と品質を大幅に高めるものと期待される。
このような変化は従来のハードウェア中心の垂直的サプライチェーン構造をソフトウェア中心の水平的な協力体系に再編し、ひいては今後のSDVの大規模量産を後押しする核心インフラになるものとみられる。
現代自動車グループは今回のフォーラムをきっかけに、協力会社がSDV時代に歩調を合わせた新しい事業機会を発掘できるよう支援し、定期的なフォーラム運営を通じて持続的に技術ロードマップを共有するなど、技術開発環境を早く転換するための協力を続けていく計画だ。
一方、現代自動車グループは3月、開発者カンファレンス「Pleos 25」を通じてモビリティソフトウェアブランドを公式発表し、車両用アプリ生態系およびグローバルパートナーシップ計画を公開し、ソフトウェア中心のモビリティテック企業への転換を本格化した。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。