サムスン重工業、ロシア造船所と計4.8兆ウォンの契約解除…損害賠償請求

[写真=サムスン重工業]
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サムスン重工業がロシアのズヴェズダ造船所を相手に損害賠償を請求したと18日、明らかにした。

この日、サムスン重工業はズヴェズダと2020年、2021年に各々締結した砕氷LNG運搬船10隻とシャトルタンカー7隻の船舶機材とブロック供給契約を解約し、損害賠償を請求すると公示した。

解約する契約金額は2兆8072億ウォン(2020年)と2兆453億ウォン(2021年)で、総額は4兆8525億ウォンだ。

ズヴェズダは昨年6月、サムスン重工業に一方的に該当契約の解約を通知し、手付金8億ドル(約1兆964億ウォン)の返還を要求した。 これに対し、サムスン重工業は一ヶ月後、シンガポール仲裁裁判所にズヴェズダの契約解約違法性を確認する仲裁を申請する一方、ズヴェズダと円満に合意するための交渉を進めた。

しかし、ロシア-ウクライナ戦争が長期化し、契約履行と事業に対する不確実性が次第に増えたというのが会社側の説明だ。 これに対し、サムスン重工業は自社権利保護のために契約解約と損害賠償請求を決めることになったと明らかにした。

サムスン重工業はすでに確保した手付金8億ドルの返還を留保し、これを超過する損失に対する賠償を請求するとズヴェズダに通知した。

サムスン重工業関係者は“今回の訴訟は船主社の違法な契約解約が根本的原因”とし、“仲裁を通じて一方的契約取り消しの違法性を明らかにし、正当な損害賠償を受けられるよう努力を尽くす”と述べた。

今回の契約解約が今後のサムスン重工業の売上に及ぼす影響は微々たるものだ。 サムスン重工業は“受注残高が一部減ることはあるが、3月基準で271億ドル(約37兆1000億ウォン)相当の受注残高を確保しただけに、今後の売上と収益性に大きな影響はない”と明らかにした。
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