![[写真=LS電線]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/06/16/20250616140003828210.jpg)
LS電線と韓国電力が海底超高圧直流送電(HVDC)に特化したケーブル資産管理システムの共同事業化に乗り出す。
LS電線は韓国電力と「地中・海底ケーブル状態診断技術(SFL、SFL-R)活用および事業化」のための業務協約(MOU)を締結したと15日、明らかにした。
LS電線は、従来の地理情報システム(GIS)基盤のケーブル資産管理プラットフォームに、韓電のリアルタイム診断技術(SFL-R)を適用し、顧客の要求に応じて一般診断サービスとリアルタイム診断サービスをオーダーメード型で提供し、共同事業化も推進する計画だ。
LS電線の資産管理プラットフォームは陸上・海上・海底GISを基盤にケーブルシステムを統合管理する。 ケーブル状態をデジタルツイン技術でリアルタイム再現・分析し、故障予測と運営最適化に活用する。
また、船舶のリアルタイム監視機能と結合して予防機能も提供する。 最近、海底ケーブルに対する意図的な毀損の懸念が高まっている中、船舶動向監視とリアルタイム診断機能の結合は、国家海底ケーブル保護の力量強化にも寄与する見通しだ。
現在、HVDCケーブルは故障時に莫大な復旧費用と長期サービス中断で高危険資産に分類される。 しかし、リアルタイム診断技術はグローバル市場でもまだ初期商用化段階にある。
これに対し、両社はHVDC海底および高危険・高付加価値ケーブル市場を主要ターゲットとし、差別化された技術力を基盤に市場先取りに注力する計画だ。 LS電線は特に、西海岸HVDCエネルギー高速道路プロジェクトなど、国家電力網事業で技術優位を確保し、受注競争力を強化する方針だ。
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