![[写真=SKイノベーション]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/06/13/20250613110806733700.png)
AIデータセンターの「エネルギー効率」が核心競争力に浮上した中、SKイノベーションが知能型エネルギーソリューションを前面に出し、グローバル市場攻略に乗り出した。 初めての協力対象としては、アジア最大規模のAIデータセンターを運営しているシンガポールのBDC(Bridge Data Centres)を選定した。
12日、業界によると、SKイノベーションは11日、BDCとエネルギーソリューション事業協力のための了解覚書(MOU)を締結した。 今回の協約は、AI需要急増で電力需要と熱管理負担が大きくなるグローバルデータセンター産業で、SKイノベーションが「エネルギー技術企業」として存在感を本格的に表わした信号弾と評価される。
両社はマレーシア・ジョホールバルに建設中のBDCのAI特化型ハイパースケールデータセンターを初の協力対象にした。 計270MW級で造成される該当施設は韓国最大のデータセンターを上回る規模で、超高性能AIサーバー運用による莫大な電力消耗と発熱が最大課題に挙げられる。
これに対し、SKイノベーションは△AI基盤の電力管理システム(DCMS) △エネルギー貯蔵装置(ESS)△燃料電池基盤の補助電源 △液浸冷却システムなどを結合した統合エネルギーソリューションを供給する計画だ。 特に、DCMSはリアルタイム電力の流れを感知し、異常兆候発生時に直ちに予備電力を投入するスマート制御技術であり、SKの子会社であるSKエンムーブが開発した液浸冷却技術はAIサーバーを特殊液体に浸けて直接冷却することで、既存の空冷対比エネルギー効率を最大40%高めたと知られた。
SKイノベーションは単純な機材供給を越え、データセンター電力生態系全般に対する設計と運営まで網羅する「統合エネルギーパートナー」としての立地を構築するという戦略だ。
専門家たちは今回の協約が単純な技術輸出を越え、韓国エネルギー技術企業がグローバルAIインフラ市場に本格的に進入した初めての事例という点で意味が大きいと評価する。 グローバルデータセンター市場は今後10年間、年平均10%以上成長するものと予想され、特に高性能AIサーバー拡散により、次世代電力インフラ需要が急増するものと見られる。
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