![[写真=サムスン電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/03/12/20250312113953802919.jpg)
サムスン電子がドイツ市場で中国家電業者のTCLを相手に提起したTV商標権訴訟で勝訴した。
11日、業界によると、サムスン電子は昨年11月、TCL・ドイツ法人を相手に商標権侵害仮処分訴訟をドイツのデュッセルドルフ裁判所に提起した。 ドイツの裁判所は先月末、引用判決を下し、サムスン電子の手を挙げた。
これを受け、TCLはドイツを含めた他の欧州地域で該当製品の商標を使用できない見通しだ。
訴訟が提起された商標権はTCLのライフスタイルTV「NXTFRAME」(NXTフレーム)で、昨年9月にドイツ・ベルリンで開かれたヨーロッパ最大家電展示会「IFA 2024」で初めて公開された。
当時、TCLのNXTFRAMEはサムスン電子の「ザ·フレーム(The Frame)」と類似性論難がふくらんだことがある。
2017年に発売したサムスン電子のザ·フレームは電源がオフになっている時も絵・写真などの芸術作品を見せる「アートモード」、額縁形式のベゼル(枠)とスリムフィット壁掛けデザインが特徴だ。
NXTFRAMEも同様のコンセプトの製品で、ザ·フレームのデザインや製品コンセプトを無断で借用したというのが業界の大半の意見だ。
裁判所は今年1月末、口頭審理を経て下した判決で、ザ·フレームとNXTFRAMEの間に混同の可能性があると判断した。
TCL・ドイツ法人は管轄販売地域であるドイツとオーストリア市場で、NXTFRAMEの代わりにA300Wに製品名を変えた状態だ。
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