![[写真=LGエネルギーソリューション]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/03/06/20250306142921241470.jpg)
“今年上半期程度が底点になる可能性があり、下半期から次第に良くなると見ている。"
LGエネルギーソリューションのキム·ドンミョン代表は、バッテリー業界が年内に不振のトンネルを抜け出すことができると期待した。 信じるところは革新技術が搭載された次世代製品だ。 技術力で電気自動車のキャズム(一時的な需要停滞)と中国の低価格物量攻勢、トランプ2期行政府リスクなど、三重苦を乗り越えるという覚悟だ。
5日、ソウルCOEXで開幕した「インターバッテリー2025」で、韓国バッテリー3社(LGエネルギーソリューション、サムスンSDI、SK on)は今年量産を控えた新規バッテリーの実物と次世代技術に挙げられる全固体バッテリーなどを集中的に紹介した。
LGエネルギーソリューションブースは「円筒型46シリーズバッテリー」を直接見ようとする観覧客で人だかりができた。 LGエネルギーソリューションがこの日初めて公開した円筒形46シリーズは、走行距離、充電速度、安全性などバッテリーの競争力を決定するすべての要素で一歩進んだ製品と評価される。
LGエネルギーソリューションは革新バッテリーパックソリューションである「CAS(Cell Array Structure)」技術も披露した。 CASは高度化された冷却効率と熱暴走防止性能を提供し、構造剛性を強化し、パック・モジュール組み立て時に発生しうる歪みを防止すると会社関係者は説明した。
この他、ハイニッケル陽極材とシリコン陰極材が適用されたポーチ型バッテリーが搭載された太陽光3輪車両とポルシェタイカンターボモデルも観覧客の目を引いた。
サムスンSDIは業界最高水準のエネルギー密度を実現した全固体電池(ASB)と「熱電波遮断(NoTP)」技術を前面に出した。 熱伝播遮断技術は、セルに問題が生じた時、他のセルに熱が転移することを物理的に防ぎ、安全性を高めることができる。
サムスンSDIバッテリーが適用された現代自・起亜のサービスロボット「DAL-e」と配送特化ロボット「MobED」などにも注目が集まった。 サムスンSDIの関係者は“現代自との協業を皮切りに、ロボット専用バッテリーという新しい市場開拓に速度がつくだろう”と説明した。
サムスンSDIのチェ·ジュソン代表は“バッテリー産業は外部要因に大きな影響を受けるが、サムスンSDIは技術力で困難を克服する”と強調した。
SK onは3大フォームファクタ(ポーチ型·角型·円筒型バッテリー)をすべて披露した。 特に、SKエンムーブと協力開発しているEVバッテリー用液浸冷却技術を大きく紹介した。 急速充電など発熱が激しい状況でもバッテリーセル温度を一定水準以下に維持し、火災や爆発危険を大幅に下げたのが特徴だ。
SKオンのパク·ギスR&D本部長は“液浸冷却技術の商用化に拍車をかけている。 価格競争力を維持しながら、効率性を高める方向で開発中”と述べた。
一方、今年で13回目を迎えたインターバッテリー行事は7日まで行われ、688社のバッテリー企業が2330つのブースを設けるなど歴代最大規模で開かれる。
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