![[写真=ハンファシステム]](https://image.ajunews.com/content/image/2024/12/27/20241227162312876396.jpg)
ハンファシステムがK11射撃指揮装甲車とK9A1(K9性能改良型)自走砲の「頭脳」に該当する核心システム2種をエジプトに輸出する。
ハンファシステムは2022年2月の契約締結後、昨年事業に突入したK11射撃指揮装甲車51台及びK9A1自走砲216台の物量に、それぞれ射撃指揮体系と射撃統制システムを供給すると27日、明らかにした。 契約規模はそれぞれ305億ウォン、443億ウォンだ。
K11射撃指揮装甲車はK9A1自走砲の射撃を指揮·統制する車両で、1台当たり6台のK9A1自走砲を担当する。 K11射撃指揮装甲車に適用される射撃指揮体系は核心戦術統制装置で、K9A1自走砲に搭載された射撃統制システムに標的の彼我識別およびリアルタイム位置、方向、速度など射撃関連情報を伝達し、発射命令を下す役割をする。 ハンファシステムが長年蓄積した指揮統制技術を活用して独自開発したシステムだ。
韓国の防衛産業会社が開発した射撃指揮体系が海外に輸出されたのは今回が初めてだ。 通常、ポーランド·ノルウェーなど射撃指揮装甲車を輸入した国々は国別運用概念の違いなどを理由に射撃指揮体系を自国企業の製品で搭載してきた。
ハンファシステムは海が隣接しているため、敵対的船舶に対する海岸砲射撃機能が欠かせないエジプトの現地環境や運用要求条件などを反映し、射撃指揮体系を改良した後、供給する予定だ。
一緒に輸出されるK9A1自走砲射撃統制システムは、K11射撃指揮装甲車から受け取った射撃関連情報を基に火砲を発射しようとする目標の未来位置を計算し予測し、該当方向に火砲を指向·照準するようにする弾道計算コンピュータだ。 射撃統制システムが中東に輸出されるのもまた、韓国初の事例だ。
ハンファシステムは来年上半期の初度物量納品を皮切りに、2028年12月までにエジプトに今回契約されたK11射撃指揮体系およびK9A1射撃統制システムを供給する予定だ。
一方、ハンファシステムは約30年間、K2戦車・K21装甲車・K9自走砲・30mm車輪型対空砲のような多様な機動·火力·防空兵器体系に独自開発した射撃統制システムを搭載してきており、昨年12月にポーランドに輸出されたK2戦車にも射撃統制システムを供給している。
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