LSエレクトリックが買収したKOC電気が超高圧変圧器生産能力(CAPA)を3倍増やし、グローバル市場攻略に速度を上げる見通しだ。
LSエレクトリックは系列会社のKOC電気が最近、自社蔚山(ウルサン)工場に超高圧変圧器の生産工場の増設を完了したと10日、明らかにした。
KOC電気は国内外の超高圧電力機器市場を狙って計296億ウォンを投入、200メガワット345㎸級の試験・生産が可能な4621㎡(1398坪)規模の追加生産棟を完工した。 これを通じ、生産品目を従来の154~㎸級から230~㎸級の超高圧変圧器に拡大し、生産能力は年間300億ウォン水準から1000億ウォンに3倍以上増やした。
1979年に設立されたKOC電気は、釜山と蔚山に事業場を置き、超高圧変圧器をはじめ、モールド・乾式・流入式配電変圧器をすべて生産できる総合変圧器メーカーに成長した。 韓国の中小企業の中で唯一154㎸の技術力と設備を保有し、韓電に超高圧変圧器を納品する韓国5大企業に属している。 また、特殊電力機器である船舶特化型変圧器の韓国1位企業で、韓国ビッグ3造船所と多数の海外造船会社を顧客として保有している。
KOC電気は海上と陸上、超高圧分野のポートフォリオを備えた唯一の中小企業で、昨年の売上953億ウォンを記録した。 最近、北米、欧州、中東などのエネルギーインフラの需要増加に歩調を合わせ、超高圧生産能力を拡大している。 これにより、全体の売上高の10%にとどまっている輸出実績を、2026年には40%まで伸ばす計画だ。
LSエレクトリックはKOC電気の今回の増設で、超高圧変圧器の生産能力1000億ウォンを確保したのに続き、来年末までに釜山事業場の超高圧工場が増設されれば、2026年に年間7000億ウォンに達する超高圧生産能力を保有できるようになる。
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