![[写真=SKグループ]](https://image.ajunews.com/content/image/2024/11/05/20241105143946629645.jpg)
SKグループの崔泰源(チェ·テウォン)会長が、NVIDIAが世界1位の半導体企業に浮上できた秘訣として、韓国のように速度を強調する企業文化を挙げた。 そして、NVIDIAのジェンスン·ファン(Jensen Huang)CEOがHBM4(第6世代高帯域幅メモリー)Dラムの供給時期を半年ほど早くしてほしいという要請に、SKハイニックスが応じることにしたというエピソードを紹介し、SKハイニックス-NVIDIA-TSMCにつながる人工知能(AI)三角同盟の重要性を改めて強調した。
崔会長は4日、ソウルCOEXで開かれたSK AIサミット2024の基調演説者として出席し、SKグループとNVIDIAの事業協力強化策について話し合った。
崔会長は“ファンCEOは骨の髄までエンジニアである人物であり、『早く早く』と速度を強調する点で韓国人のようだ”と述懐した。
そして、ファンCEOが速度を強調した代表的な事例として、HBM4(第6世代高帯域幅メモリー)Dラムを挙げた。
崔会長は“先日、ファンCEOに会った時、HBM4供給日程を操り上げてほしいという要請を受けた”とし、“具体的に6ヶ月ほど供給時期を操り上げてほしいと要請したが、クァク·ノジョンSKハイニックス代表に可能なのか尋ねた後、「供給時期を操り上げるために努力する」と答えた”と回想した。
SKハイニックスがHBM4でもNVIDIAの最初のメモリー供給会社になることを密かに明らかにしたのだ。
続いて崔会長は“速度を強調するジェンスン·ファンCEOのリーダーシップのおかげで、NVIDIAがAI時代を導くリーダー企業になった”とし、“SKハイニックスも(ファンCEOの催促により)忙しくなっている”とし、“適時にAIメモリーを開発して量産することは容易なことではないが、SKハイニックスとNVIDIAが協力し、AI産業界のボトルネック現象を解決するだろう”と強調した。
このような崔会長の発言に、ファンCEOも映像対談を送り、応えた。 彼はUCバークレー大学のDavid Paterson教授との映像対談の席で、AI産業の未来とSKハイニックスとの協力の重要性について言及した。
ファンCEOは“SKハイニックスとのパートナーシップのおかげで、この間私たちがしてきたことを革新することができた”とし、“プログラムからAIにコンピュータ工学の流れが移動し、GPUの並列計算能力とメモリー帯域幅がそれだけ重要になったが、SKハイニックスの高帯域幅メモリー(HBM)のおかげで、「ムーアの法則」を跳び越える進歩を持続することができた”と強調した。
それと共に、“HBMの技術開発と製品発売速度が非常に立派だが、依然として今よりさらに広いメモリー帯域幅を利用すると同時に、より少ないエネルギー消費が伴わなければならない”とし、“そのような部分でSKハイニックスの攻撃的な製品開発が必要だ”と付け加えた。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。