「大鐘賞映画祭」を開催してきた韓国映画人総連合会が破産し、清算手続きに入る。
総連合会は先月31日、立場文を出し「去る24日破産宣告取り消し抗告審が棄却された」として「昨年12月破産宣告に続き約9ヶ月間回生のために努力したが、主債権者の不同意で結局破産をむかえるほかはなかった」と明らかにした。
先立って裁判所は昨年12月、総連合会に対して破産を宣告した。総連合会は回生申請で回生手続きに入ったが、債権者集会で回生案が多数の同意を得ることができない状況になり、結局総連合会はこれを撤回することにしたと知られた。
裁判所の破産宣告は、総連合会の負債が資産を超過するという判断によるものだ。総連合会は、回生手続き期間に発見された債務まで合わせれば、負債が8億ウォンを超えると明らかにした。
総連合会は「8億ウォンを越える債務は会員の会費と寄付金などで維持される非営利法人としては耐え難いもの」とし、「裁判所の棄却判決はこれを反映したものと考えられる」と説明した。
続けて「社団法人映画人総連合会は長い時間がかかるだろうが、清算手続きをかけて63年の歴史を終えることになる」として「活動のために映画人総連合会は社団法人ではなく映画人団体に変貌する」と説明した。
また、大鐘賞映画祭開催に対しては「今年の大鐘賞の安定的開催のために最善の努力を尽くしている」として「映画人が同意する限り、映画人総連合会と大鐘賞は継続して存在し続けるだろう」と付け加えた。
一方、大鐘賞映画祭は韓国の3大映画賞の一つとして最も古い歴史を持つ。1958年に施行した「優秀国産映画授賞制」が始まりであり、1962年から大鐘賞と呼ばれるようになった。
受賞部門としては作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、新人監督賞、新人男優賞、新人助演女優賞、脚本賞、脚色賞、撮影賞、功労監督賞、特別技術賞、特別演技賞、短編映画賞などがある。
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