江原(カンウォン)ランドは顧客の生体認識情報を利用した「カジノスマート入場システム」を10日から施行する。
1日、江原ランドによると「カジノスマート入場システム」は顧客が事前に登録した生体認証情報(顔や指紋、静脈)を利用して速やかに入場できるようにする。
カジノ顧客が事前にリゾート会員加入をした後、江原ランド内の生体認証情報登録機に顔や指紋、静脈を登録し、身分証をスキャンすれば非対面出入りが可能になる。
スマート入場システムが本格的に施行されれば、入場の利便性が向上し、既存の発券と入場・再入場の過程で発生した顧客の不便が解消されると見られる。
さらに、カジノ顧客の過没入を予防するために、文化体育観光部と議論中の時間総量制の導入にも弾みがつくと予想される。時間総量制とは、現行の日数基盤の出入り管理ではなく、年間決まった時間内で顧客が自己主導的にゲーム時間を統制するようにすることをいう。
時間総量制の適用のためには出入り管理システムの改善が先決されなければならず、カジノの入場だけでなく退場時にも入場する時のようにゲート通過が必要だ。スマート入場システムを利用すれば、顧客のカジノ出入り管理がデータ化され、個別顧客の利用時間に対する管理効率を高めることができる。
江原ランドは生体認識情報登録のためのセキュリティにも努力を傾けている。顔認証写真を情報化するのではなく、顔の身体的特徴を情報化・暗号化し、顧客の個人情報保護に安全性を加えるという計画だ。
また、個人情報保護委員会が実施した個人情報管理水準診断でA等級(2023年)を達成しており、個人情報侵害事故を事前予防するために個人情報影響評価を進めている。
江原ランドの関係者は「入場券発券時には行政安全部が提供する公共マイデータを活用し個人情報を徹底的に確認するなど、顧客の個人情報管理と保護に最善を尽くしている」と説明した。
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