仁川永宗島(インチョン・ヨンジョンド)に新しい外国人専用カジノがオープンする。グランドコリアレジャー(GKL)が外国人専用カジノ事業許可を取得してから19年ぶりの新規許可だ。
文化体育観光部は24日、仁川永宗島にあるインスパイアエンターテインメントリゾート(INSPIRE Entertainment Resort)に対し、外国人専用カジノ業を最終許可したと明らかにした。
これは2005年以後、19年ぶりの外国人専用カジノ業に対する新規許可であり、経済自由区域法を通じて外国人投資家に対して行われた最初の許可である。
韓国のカジノ事業は1967年、オリンポスホテルが国内で初めて外国人専用カジノ開設を許可されてから始まった。その後、1971年から1991年までソウルと釜山をはじめとする全国各地にカジノ11個が相次いでオープンした。現在、13の法人が国内17のカジノ営業場を運営している。
インスパイアは永宗島の仁川国際空港国際業務地域(IBC)-IIIの約14万坪の敷地に複合リゾートを造成し、カジノ専用営業場の面積は総施設面積の4.1%水準に最小化した。
その代わり、複合リゾート内に1万5000席規模の多目的専門公演場をはじめ、5つ星ホテル(客室数1275室)、国際規格の国際会議施設、大型室内ウォーターパーク、ショッピングモール、食堂街など付帯施設を多様に備えている。
特にインスパイアは北京・東京・香港などから4時間以内に到着できる仁川国際空港と隣接している。インスパイアはこのような地理的利点を基に複合リゾート内の施設と連携した多様な観光商品開発などを通じて日本とシンガポールなど東アジア複合リゾート開発競争でそれなりの役割を果たせることができるとみられる。
インスパイアは世界各国に8ヶ複合リゾートを運営する米国モヒガン社が100%出資し韓国に設立した法人である。2016年3月、文体部が推進した複合リゾート公募計画に選定された後、外国人専用カジノ業の予備許可性格である事前審査適合通知を受けた。
これまでの7年間、インスパイアは外国人投資6億9500万ドル(約9310億ウォン)を含め、16億ドル(約2兆1436億ウォン)を投入して複合リゾートを開発した。2023年12月までに2333人を雇用し、2024年2月までに2400人を追加採用するなど観光産業働き口創出にも寄与すると予想される。
各分野の専門家11人で構成された審査委員会は、去る19日にインスパイアがカジノ業許可に必要な関連法上要件を全て備え、事前審査時に提出した複合リゾート造成計画を全て履行したと評価した。
文体部は審議結果を反映してインスパイアに対するカジノ業許可を決めた。文体部側は、今回のインスパイアリゾートに対する外国人専用カジノ業許可が、韓国型複合リゾートモデルを創出し、ひいては韓国観光産業の魅力度と競争力を一段階高める契機になるだろうと期待している。
許可条件にはカジノ以外のエンターテインメント部門に対する持続的な投資と追加投資計画の履行が含まれた。
文体部の関係者は「インスパイアの許可条件履行可否をはじめとして関連規制遵守可否を持続的に点検していく」とし「カジノ産業の健全な発展と観光産業全般の競争力強化を図っていく計画」と付け加えた。
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