秋夕(チュソク・旧盆)連休による操業日数の減少で、今月1日から20日まで韓国の輸出が昨年同期より1.1%減少した。
ただ、これを考慮した一日平均輸出は二桁が増え、今月末までこのような流れが続く場合、12ヵ月連続で輸出プラスを記録すると予想される。
韓国関税庁が23日に発表した9月1~20日の輸出入現況によると、輸出額(通関基準暫定値)は355億8300万ドルで、昨年同期より1.1%減少した。
ただ、操業日数を考慮した一日平均輸出額は18%増えた。同期間の操業日数は13.0日で、昨年(15.5日)より2.5日少なかった。
輸出額は前年同月比基準で2022年10月から昨年9月まで12ヵ月連続減少傾向を示し、10月にプラスに転じた。先月まで11ヵ月連続増加傾向を記録しているのだ。
通常、月末になるほど輸出増加傾向が大きくなる点と、今月末日まで残った操業日数が今年は7日、昨年は5.5日で1.5日多いため、12ヵ月連続輸出プラスを記録すると予想される。
品目別には、半導体が操業日数不足にも26.2%増加し、輸出成長の勢いを続けた。半導体の輸出は先月まで10ヵ月連続で増加傾向を記録している。また、コンピューター需要の増加にコンピューター周辺機器も75.6%増えた。
一方、乗用車(-8.8%)と石油製品(-5.0%)、鉄鋼製品(-9.5%)、自動車部品(-13.3%)、船舶(-9.3%)など主要品目のほとんどが減少した。
国別では中国への輸出が2.7%増えた。ベトナムと台湾もそれぞれ1.2%、79.8%増加した。一方、米国(-5.9%)、欧州連合(-15.1%)、日本(-12.4%)、インド(-19.1%)、シンガポール(-18.8%)などは減少した。
同期間の輸入額は347億8400万ドルで4.5%減少した。
原油(-14.8%)、機械類(-1.4%)、石油製品(-6.8%)、精密機器(-4.6%)、石炭(-6.4%)、乗用車(-21.8%)などの輸入は減ったが、半導体(17.4%)、ガス(-0.2%)、半導体製造装備(33.7%)、無線通信機器(73.6%)などは増えた。
国別では日本(0.6%)、台湾(31.0%)、オーストラリア(7.3%)などが増え、中国(-6.5%)、欧州連合(-1.7%)、米国(-4.0%)、サウジアラビア(-18.8%)、ベトナム(-2.7%)、マレーシア(-26.5%)、ロシア(-32.2%)などからの輸入は減った。
このため、同期間の貿易収支は7億9900万ドルの黒字を記録した。今年の累計では310億6200万ドルの黒字だ。月間貿易収支は昨年6月以降、先月まで15ヵ月連続黒字を記録している。
産業通商資源部のチョ・イクノ貿易政策官は「20日までの輸出は秋夕連休による操業日数が2.5日少なく一時的に小幅減少したが、操業日数の影響を排除した一日平均輸出は二桁台を記録した」とし「今月も半導体、自動車、船舶など主力品目の好調ぶりを土台に12カ月連続輸出プラスと16カ月連続で貿易収支黒字を続けていくだろう」と期待した。
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