
韓国の来年の最低賃金が今年(9860ウォン)より170ウォン(1.7%)引き上げられ、1時間当り1万30ウォンに決定された。韓国史上初めて最低賃金1万ウォン時代を迎えることになったのだ。
最低賃金委員会は12日、政府世宗庁舎で第11次全員会議を開き、投票を経てこのように決めた。
労働界と経営界がそれぞれ提示した最終案である1時間当り1万120ウォンと1万30ウォンを投票に付した結果、経営界案が14票、労働界案が9票を受けた。
最低賃金委員会は勤労者・使用者・公益委員各9人で構成されたが、投票過程で民主労総側勤労者委員4人が公益委員が提示した審議促進区間に対する反発で投票に参加せず23人だけが参加した。
公益委員9人のうち4人は労働界に、5人は経営界に票を投じたと見られる。
韓国の最低賃金が1万ウォン台を突破したのは、1988年の最低賃金制度導入以後37年ぶりに初めて。最低賃金が5000ウォン台に上がった2014年度以後11年ぶりだ。
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